仕入れレベルで駄菓子を買う

朝、玄関の鍵を閉めていると息子が「キャー!虫!!」と騒いでいる。どこにいるの?と息子の指さした方を見てみるも何もいない。なにもいないよーとなだめるも「ここ!ここ!」と譲らない息子。

目をこらしてみると。よくコンクリートなどにいる赤い点のような虫が1匹だけ歩いていた。よく見つけたな。

車の方へ向かう途中に今度は小指の先くらいの大きさの虫が壁に止まっていた。あ、息子くん。この虫はどうよ?と虫の存在を知らせると「怖い!抱っこ!」と自分で前に進めなくなってしまった。

虫の苦手な3歳児。アリやてんとう虫といった一見かわいらしい虫さえも嫌がるので筋金入りである。私も虫は苦手だから何とも言えないけれど、もう少し耐性を付けた方が良いのではないだろうか。と悩む。

保育園へ到着し、上靴へ履き替えるために靴を脱ぐ。すると先生の方へ走っていき「じゃーん!」と靴下を見せている。今日の靴下は左が救急車、右がショベルカーなのです。

息子のこだわりにより左右バラバラの靴下。先生は「わあ!おしゃれだねー!」と褒めてくれる。中にいる先生にも自慢するためか、そのまま教室へ入っていってしまった。

おーい。お母さん行くぞー。
一向に戻ってこないので先生によろしくお願いしますと伝え車へ戻る。教室に入りたくないとしばらく嫌がる日もあるのだが、今日みたいにやる気満々に入っていってくれると安心する。

仕事をしていると小腹が減ってくる。そして眠い。「今の俺は何が食べたいんだ」
孤独のグルメの井之頭五郎よろしく自分の欲望に従った結果。うまい棒のコーンポタージュ味とチオビタドリンクになった。

今、我が家にはうまい棒がたくさんある。ゴールデンウイークに叔母の家へ遊びに行った際にうまい棒30本セットをもらったのだ。ドンキで見かけるけど、自分では買わないだろうなと思っていた代物。

叔母の子どもら、つまり私の従姉弟は3人姉弟。その3人がそれぞれ子どもを連れて遊びに来るので叔母の家は小さい子の出入りがとても多い。
子どもが多いと駄菓子も仕入れレベルで買うのだなと、違う世界を垣間見た気になる。

うまい棒をチオビタで流し込む。わあ体に悪そう、とダメなことをしている気分になる。チオビタの甘さでうまい棒のしょっぱさが暴発していた。

眠る前、湯舟へ漬け置き洗い用の洗剤を入れ、椅子や蓋など浴室にある小物を全部漬けた。これで明日は頑張って風呂掃除をしないと風呂に入れないぞと思うとちょっと怖い

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