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時計の読み方をこどもに教える方法

「なんで3のとこに針があるのに15分なの?」
こどもにこう質問されてどう答えようかと悩む大人は多いんじゃないかな?
我が家もそうだ。五歳の娘の質問はいつだって純粋でまっすぐ。

だから何とかして答えてあげたい。親心である。

アナログ式のチクタク動く時計。
限られたスペースに時針・分針・秒針の三つの針がある。それどころか1から12までの数字までふってある。でも1から60までの数字は描かれていない。書くとごちゃごちゃしちゃうから省略されているんだね。
(もっと省略されているものになると1から12までの数字も無かったりする。30度ごとに刻まれたアワーマークだけの時だってある。)

なんにせよ何も知らない子供にとっては不親切 極まりないよね。

◇◇◇

はじめの質問に戻る。
「なんで3のとこに針があるのに15分なの?」
これは3という数字の裏側に15という数字がかくれているんだ。
分針は60分かけて時計を一周するんだ。だから4分の1進むと15分なんだね。

・・・こどもはこれだけじゃ理解できないよね。
だから省略されているものを描かないといけないんだ。

描いてみたよ。
随分とわかりやすくなったね。
結論から言うとこれをA4サイズの紙に印刷して厚紙にでも貼り付けてあげれば良い訳だ。

現物の時計では省略されているイメージを、そして言葉では伝えにくいイメージを、子供の目の前に見せてあげるんだ。

子供はきっと目を輝かすよ。
大人たちがいつも言ってる15分っていう数字がはじめて目の前に現れるんだ。

◇◇◇

あとは短い針と長い針を用意して、時計盤の上に置いてあげれば良い。

こんな感じだ。
短い針(時針)の周りに1から12までの数字、長い針(分針)の周りに1から60までの数字をふってあるからわかりやすいよね。

ほら、1時15分がはっきりわかるでしょ。

#時計の読み方 #子育て #教育 #デザイン

◇◇◇

日常で省略されている部分をあえて見せる。
これは教育に特化したデザインの形と言えるかもしれないね。
私は専門家ではないのでこれ以上のことはできないが、このアイデアのもと さらに美しい線や色使いで描ける人がデザインすればもっと良いものに仕上がると思う。

(印刷したものを木の板に貼って、時針と分針をつけてみたよ。)

◇◇◇

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