データで読む#2_コロナウイルスの致死率ってどんなもんか考える(2)

前回のつづきを考えてみます。
前回は、国内の感染症致死率と、コロナウイルスの報道されている致死率(3~4%)を比較しました。

結果、前者が低かったけど「日本の医療環境が整っている」ことが理由なのでは?とも考えられたので、世界の医師数・病床数と比較してみることにしました。

【10,000人当たり医師数】

キャプチャ

※THE GLOBAL HEALTH OBSERVATORY/Medical doctors (per 10 000 population)より、筆者作成
https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/medical-doctors-(per-10-000-population)

濃い色ほど医師数が多いです、が日本は思ったほど色が濃くない。医師不足とは聞くけど、ヨーロッパ諸国の半分くらいなのね。

【10,000人当たり病床数】

キャプチャ

※THE GLOBAL HEALTH OBSERVATORY/Hospital beds (per 10 000 population)より、筆者作成
https://www.who.int/data/gho/data/indicators/indicator-details/GHO/hospital-beds-(per-10-000-population)

濃い色程病床数が多い、こちらは日本は濃い色ですね。ランキングでも2位です。

もしパンデミックが起こったとして、中国と日本では医療のボトルネックが違いそう。中国は病床不足で、突貫病院つくる的なことやってますが、

画像3

https://www.huffingtonpost.jp/entry/wuhan-hospital_jp_5e2b8f3cc5b6779e9c32d26f

日本では、医師不足を受けて諸外国から医師を派遣してもらうなどの人的対応が優先になりそう。

これだけでは、病床数が多いから、致死率が低いとは言えないですが、国ごとの感染症致死率などのデータがあれば、関係性が見えてきそうですね。

続きはまた追々。


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