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『チベット幻想奇譚』読書会

出版元の春陽堂書店主催のオンライン読書会に参加。
翻訳者の三人の先生と編集者の方から、編纂や物語り世界の本には入りきらなかった話が聞けて、世界が広がる。

この『チベット幻想奇譚』、チベットの現代作家が描く不思議な物語、13の短編から構成されている。
口承伝奇の定型からの現代アレンジだったり、猫目線だったり、アルコール依存症が見る幻覚だったり、多種多様なチベットの幻想世界。
それは単なる昔話ではなく、現代まで地続きであると実感させられる。
三人の訳者の先生による各作品の解説も丁寧で、現代チベット文学の入り口にぴったりの良書。

いつかこれらがチベット語の原書で読めるようになればいいけれど。(遠い夢は…)
(一部、チベットの作家が中国語で書いてる小説もありとのこと)

蔵西氏による美しい装画。
読書会参加で、クリアファイルをいただきました。


裏表紙は一脚鬼カント

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