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キャリアアップセミナー兼FD研修「通る声とは」を開催(2022/08/29)

令和4年8月29日(月)、学生、ポスドク及び教員を対象としたキャリアアップセミナー兼FD研修「通る声とは ~声が通る理由と誰でも声が通るようにする技術~」を開催しました。


■セミナー内容

 「声」というのは、面接や学会発表など、コミュニケーションする上でベースとなる能力ですが、意外に「声」「発声」に関する教育やトレーニングを受ける機会は多くありません。

 そこで、本セミナーは、九州工業大学助教の福井善朗氏と、主に九州で活躍されている声楽家の森山美弥子氏をお招きし、就職活動の面接をはじめ、これから働いていく上で重要となってくる「よく通る声」について理論と体験の両面から学ぶ機会としました。

 前半は福井氏から、「通る声とは何か」「なぜ声が枯れるのか」について情報工学及び解剖学の観点から講演が行われ、後半は森山氏から、声が無理なく遠くへ届くようになることを目指した発声法のプチレッスンが行われました。学生3名がその場でレッスンを受け、マスク越しでも分かる声の出方の変貌ぶりに会場から自然と拍手が起こりました。

声帯が振動する現象を紙片を用いて説明する福井講師
参加者に発声法のレッスンを行う森山講師(右)

■参加者の感想

 セミナーには現地とオンラインを合わせて26名の参加があり、「発声関連の学問体系や発声トレーニングの科学的根拠が示されていて、発声を科学として認識して受講でき、情報が頭に定着しやすかった。」「講義やプレゼンで喉を傷めてしまうことあるが、発声で負担が掛かっていたことを認識することができたので、トレーニングしてみようと思う。」等の感想が寄せられ、参加者のコミュニケーションスキル又はパフォーマンスを伸長させるための有意義な機会となりました。