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【オファーサイト体験談】オファーサイト経由で内定を得て就活を終了した話【新卒就活】

毎年のように(新卒)就活の形式が変わる中、OfferBoxなどのオファーサイトを活用する人が増えているようです。
私も多くの就活生同様に普通の就活をしていたのですが、最終的にはオファーサイトで得た内定先に勤めることを決意しました。

そこに至るまでの過程や、どういった人が特に有利に活用できるかを書いてみました。
案外この手の情報が少ないようですので、ぜひ皆様の就活に役立ててみてください。
※このNoteは以前某ブログに載せた内容のリニューアル版です。


就活におけるオファーサイト

とりあえず登録→楽ができる

私は同学年の中でもとりわけ就活のやる気が低かったのですが、早めにオファーサイトに登録しておくことでしばらくの間、楽ができました。

というのも、オファーサイトではプロフィールやガクチカなどの情報を多く入力しなければオファーが届きにくかったり、後述する特典を得ることができません。
特典欲しさにいろいろと情報を入力したのですが、それをそのまま他のESに使いまわすことができ、他の作業に時間を充てることができたのです。

おい君ぃ、こんないい企業いったいどこに…

また、自分が見ていない業界からのオファーが届くといったこともメリットです。
就活をしているとどうしても視野が狭くなってしまい、他業界に自分に合った働き方ができる企業があったとしてもなかなか気づくことができません。
しかし、登録した情報をもとに「うちに合うんじゃないか?」と考えた企業から声がかかるのがオファーサイトです。
もちろんすべてのオファーが魅力的なわけではありませんが、自分とマッチした企業から声が掛かる可能性は十分にあります。

特別ルートでの選考があるかも

多くの人が期待しているのは、これなのかもしれません。
逆オファー・逆求人と言われたりもしますが、オファーが来たからといって即内定というわけにもいきません。
しかし、書類選考や一次選考が免除されるといった優遇を受けることがあります。
これにより、通常より短期間での合格(実質内定)を得ることが可能となるでしょう。
また、企業とのマッチ度が他の志願者より高いと判断されれば選考を通過しやすいなども考えられます。

アマギフ、面接練習

登録でamaz〇nギフト券n千円プレゼント!、先輩からの紹介で以下同文などなど、オファーサイトも実績を上げるために学生をあらゆる手で集めようとしています。
もちろんアカウントを作るだけではダメで、ある程度の情報を入力する必要があるのですが、それをそのまま使いまわせると考えたら就活に時給が発生しているようなものなので悪い話ではないと思いますよ。

さらに、あまり大きな声では言えないですが、内定を得る以外にも面接練習に使えるのもオファーサイトの強みかもしれません。
やはり就活の肝といえるのは学歴やESではなく、面接です。
いくら文章を練ったとしても、それを適切に相手に伝えられなければ意味がありませんが、その練習には実際に面接をしてみるのが一番です。

このように、内定を得る以外にも活用できるのがオファーサイトです。

まとめ:オファーサイトのメリットデメリット

メリット
オファーが届いて通常より低コストで内々定を得られる
良い企業を見逃していたことに気付ける
小遣い稼ぎができることがある
面接の練習に使える

デメリット
オファーと言っておきながら通常の選考ルートで進むことも少なくない
オファー元の企業の善し悪しの見分けが難しい
割とプロフィール(例:ガクチカ、研究内容)を入力しないといけない
(↑メリットかもしれない)

筆者の就活

興味がない方は次に進んでください。

ゆっくりと始めた就活

~~~卒業2年前~~~
3月、LabBaseとOfferBoxに登録(アマギフのため)。
6月には合同説明会に参加するもそこで一度モチベーションが下がった。
夏の終わり、有名企業の子会社の1dayインターン(オンライン)には参加したものの、説明会+GDだったので事業理解は深まらずに就活に飽きる。
年末、先輩からの強い勧めで早期が得られる1dayインターンには参加した。

~~~卒業1年前~~~
1月、さすがに就活をしなければと思い、とりあえずTechOfferに登録

就活本番(3月)

3月、早期での面接は全滅し、普通の就活が開始したので志望業界を中心にエントリー。
そんななか、良さげな企業(東証プライム上場、売り上げ数千億円)からオファーが届く。
4月、初めての内々定ゲット、まさかの↑企業から。一方で第一志望群の企業からはお祈りが続々と届く(一次は突破できるけども、、)。
志望業界ではないが、結構良い印象を持っていて雇用条件も良い企業A(売上1兆円以上)からまさかのオファーが届く。
自分の周りでエントリーする人が多い(らしい)、悪くない企業Bから内々定をゲット。
5月、GWをゆっくり過ごし考え抜いた結果、オファーが来た企業Aか内々定が出た企業Bにしようと決意。
いくつか選考は残っていたが、その時点ですでに就活モチベが失われてしまったため、最後に企業Aの面接を受けて就活を終わらせることにした。
で、まさかの企業Aから内々定をゲット(感触は良かったが人気なので無理だと思っていた)。

結果、得た内々定は4つでうち2つはオファーサイト経由となった。
オファーでは2戦2勝、選考辞退を除いて一般選考では13社受けて2勝。


いつ、どんな人にオファーサイトでの就活がおすすめなのか

前提として普通の就活との併用は必須

上に書いた筆者の就活をみて、「それじゃあ就活はオファーサイトに登録して待つだけでいいんだ」と思ってはいけません。
私の場合はまさかの記念受験レベルの企業から内々定を得ることができたのですが、おそらく再現性はないでしょう。
行きたい企業があったとして、インターンに行って点数を稼ぎつつ早期選考ないしは一般選考で勝負するというのが基本的な流れです。
つまり、オファーサイトでオファーを待つということは、自分では(ほぼ)選べないということなのです。
一応、就活生側から企業に対してアピールする機能はあるにはあるのですが、それが必ずしも有効とは言えないので、基本的には別ルートでの就活と考えるべきです。

面接が得意じゃないけど周りと違う経験がある人はおそらく有利

企業は書かれた情報をもとに限られた数のオファーを送っています。そのため、変わった経験(論文執筆などなど)がある人が目立ち、オファーが届きやすいと考えられます。
その場合、面接官ははじめから自分に興味を持った状態で話しかけてくるので話しやすいでしょう。
でなくとも、オファーが届く時点である程度の好印象を与えることができていると見ていいのではないでしょうか。
私自身は話すことが得意でなかったので、あらかじめこちらの情報を知ってもらっている条件での面接は話しやすかったように思います。

面接が得意な人はオファーを待たずに自ら早期選考や3月からの一般選考に挑んでどんどん突破していくので(肌感)、オファーサイト経由の選考では面接が上手すぎる人と争うことはありません(願望)。
また、オファーサイト経由の選考では面接の上手さより純粋に経験やスキルがみられているような気がします。

就活シーズン初期もしくは後半にいいオファーが来やすい?

企業Aでの内定者懇談会での話です。やはり周りの内定者はインターン経由での早期選考→内定といったルートが多いように感じました。
少なくとも私のような5月内定は今のところ出会っていません。

~~~~以下、筆者の予想です~~~~
思うに、この企業Aとしては普通の選考ルートが終わった後に人数を確認すると、微妙に予定人数を確保できていなかったから追加でオファーを飛ばしたのだと考えます。
確かに大企業ではそのようなオファーサイトの活用法が効果的であるでしょう。
あとちょっとだけ、欲しい人材を集めたいときにはオファーサイトで学生を探すと効率的な気がします。
そういえば、企業Aから内々定を得たあとにも同じくらいの規模感の企業からオファーが届いていたりもしました。

一方で、オファーサイトを活用する企業の中には知名度が低く選考を受ける学生が少なすぎるといったこともあるそうです。
そのような場合、おそらく本格的に就活が開始する前から学生にアプローチを仕掛けて目標人数を達成することになるでしょう。


これらの2つの事情を考えると、面接が本格化している時期にはいずれの企業も普通の就活に力を入れ、その他の時期に企業の事情に合わせたオファーサイトの活用が行われそうです。
つまり、就活始めたてと終わり頃が企業としても積極的にオファーサイトを活用し、学生にオファーを飛ばしているのではないかと考えます。

~~~~以上、筆者の予想でした~~~~

オファーサイトとのかかわり方

いろいろと書いてきましたが、言いたいことは次の通りです。

就活始めたら→とりあえずオファーサイトに登録しガクチカなどを入力して普通の就活にも備える。

いいオファーが来たら→承諾し選考に進む。
いいオファーが来なくとも→面接の練習をさせてもらう。

就活を終わろうと考えたら→最後にオファーが来ていないか確認して(6月になるまで待ってみて)、魅力的なオファーが来たら受けてみる。
(通らないと思っても可能性は十分にあるはずなので)

就活を終えてみて、もっといろいろな企業にエントリーするべきだったと思っているし周りの人も同じようなことを言っています。
エントリーするだけで選択肢の幅が大きくなるわけですから。
しかも大学受験と違ってエントリーだけなら無料です。

オファーも同様です。
おそらく多くの就活生はオファーサイトを経由せずに企業から内定をもらうことになるでしょう。
しかし私のように、オファーサイトのおかげで内定先と縁を持つことになる人は確かに存在するのです。

今これを読んでいる就活生へ、ガクチカなどESの内容を見直すついでに気軽にオファーサイトへ登録してはいかがでしょうか。
最後に、皆さんの就活が納得できるものになるよう願っています。


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