今の私に合う乾燥ケアの見つけ方
朝晩の冷え込みも増し、秋から冬への空気を感じるようになりました。手足のカサカサ(もしくは既にガサガサレベル⁈)を感じる方も多いのではないでしょうか。
でも何をすればいいのだろう?
何が自分に合っているのだろう?
そういった方の参考にしてもらいたいテーマです。
保湿とは
うるおいを補うだけでなく、キープすることまでが保湿。水分も油分もあっての保湿。化粧水やクリームを塗ることだけが連想されがちですが本来、サイクルがうまく回っていれば体から肌に潤いが補われ、その潤いをキープするために日々働いてくれています。内から補えればいいですが、難しいからこそ外から補うことも必要になります。
保湿剤の種類
まず知ってほしい大きく分けて2種類。(細かくいえば、もう少し分類されますが)ご自身でお使いのケア品と照らし合わせて見てみましょう。
①保湿タイプ
オリーブ油、馬油、アルガン油、アーモンド油、グリセリン、BG、ヒアルロン酸ナトリウム、コラーゲン、ホホバ油、セラミド等
もともと肌にあるうるおいに似ているのが特徴です。肌になじみやすい感触。(馬油は重ためな質感なので、これは好みが分かれるところ。)
ヒアルロン酸、コラーゲンは化粧品の場合、保水力が高い特徴があります。水分を抱え込んでくれるので保湿力に期待できるよ、という意味。(塗れば肌のヒアルロン酸やコラーゲンの足しになると思う方が多いので、覚えておくと◎)
②保護タイプ
ミネラルオイル、ワセリン、スクワラン、パラフィン
届けたうるおいにフタをしてくれるという特徴があります。肌の潤いが外気によって奪われないよう見張りのガードマン的な存在。
水は水分が少ない方に移動しやすい性質があります。補うだけでは外的環境次第で奪われがちです。できるだけ肌からうるおいを逃がさないためキープしたいときに役立ちます。
今や手洗い消毒が日常。手荒れ悩みに振り回されにくくなるためにも、肌の潤いに近いもので補うこと、補ったものを逃がしにくくすること。これをセットで覚えておきましょう。
自分のカサカサはどっち?
では自分はどちらのタイプでケアした方がいい?その見分けるためのヒントとなる方法があります。
それは、お湯につけること。
カサカサの部分をお風呂上りに自分の手足をチェックしてみましょう。お風呂に入る前と比べた時の見た目や触った感じでケアが変わります。
・変わらない、ガチガチの場合
この方は、肌の潤いが減っている以外に肌サイクルも乱れている可能性があります。角質ケア、保湿ケア、そして血流が良くなるようなことも意識してほしいです。
結局、何か運動しなきゃいけないのね…と思わないでください。ストレッチやラジオ体操、散歩でもポカポカしてきます。
保湿はできるだけ日々忘れないよう取り組んでほしいですが、角質ケアは1ヶ月~1か月半おきに一度。毎日じゃなくていいのです。
肌サイクルは約45日といわれています。そのサイクルを活かしながら、ケアすることで柔らかい感触に近づきます。
そんなにしんどいわ…ということであれば、この際ネイルサロンGO。
自分でスクラブ~保湿、甘皮余りのケアまでやっている方はネイリストでも中々聞かない話です。あれこれ買い漁って3日坊主で終わるより、ずっと効率的。
・しっとりした場合
保湿ケアを始めましょう。単純にうるおいが流され過ぎている可能性があります。水分に触れたら保湿のルーティン化です。
ハンドクリームは何個も持っている方も多いのではないでしょうか。お土産やプレゼントでもらったものを活用するときです。塗り忘れがちなら、各水場と寝室に一つずつ置いておくことをおすすめします。
いざ、今日から実践!
今の自分にあったケアのおさらいです。
お湯につけてガチガチな方は
・肌サイクルに合わせた角質ケア
・肌の潤いに近い保湿剤で保湿(セラミドも足してあげるとよりgood)
・ストレッチ、散歩など
しっとりな方は
・水分に触れたら肌の潤いに近い保湿剤で保湿
・自分の肌からうるおいを逃しにくくする保護
私のお店では、顔のケアのついでに化粧水を手にも塗っているというお話をよく聞きます。もう一押しその後に、ワセリンやスクワランをプラスしてみることをお伝えしています。
足の場合は、手より多めの保湿が重要です。体の部位でそれぞれ皮膚の厚みは違うとされています。足は手の10倍。厚さがあるため保湿が多めに必要です。小分けボトルに化粧水を入れてお手洗いのタイミングなどに吹きかけてみてください。冬場は静電気防止にもなるのでおすすめです。
今回紹介してきた内容はネイリストがお客様のケアをする際に、何が原因のカサカサなのか、どんな材料使ってケアしていこうか考える時に使う方法です。
状況次第で合うものを観察すること
手洗い、アルコール多用の日常化という点により、手足のスキンケアで影響を受けている方を多く聞くようになりました。
そういった外的要因だけでなく、加齢によるものやストレス、体調(ホルモンバランスや疲労)、栄養バランスという内的要因も複雑に絡み合っているのが肌。生活リズム・形態の変化による影響を受けるところです。
リフレッシュができているか、睡眠は十分か、必要な水分、栄養バランスが摂れているか。同じ人でも、その時々で考えられることは違ってくるためケアもワンパターンではなく、状態に合わせて対応することがカサカサ知らずの手元足元への秘訣です。
口コミやSNS等ネットで色々と調べては試しての繰り返し…情報がありすぎて分からない!結局、自分に合っているのかどうなのか解決できてない気がする…という方は、是非今回紹介した内容を確認することから始めてみてください。
カサカサ悩みから解放される人が増えますように。
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