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夢の国で夢を見続けられるひとでありたい


先日、東京ディズニーランドに行って来ました。お目当ては新エリアの美女と野獣のアトラクション。

コアなファンでもミッキー大好き!というわけでもない私でも、ふとした時に「あ、ディズニーに行きたい」と心に浮かぶから本当に不思議。


視線の先が全て絵になるディズニーマジック


目まぐるしい日々の中で、発作的に「夢を見たい」と思う瞬間があります。私の場合は「逃げたい」とも「休みたい」とも少し違って、パワーが溢れているからこそ圧倒的な夢に浸りたいと思うんです。

自分で叶えるのではなく外から与えてもらう夢というのは、過程もなければ努力も必要なく、ただそこに浸ることによって幸福感に満たされる。

そして必ず終わりが来るからこそ、その瞬間に思いっきり飛び込めるんだと思っています。もしかしたら夢と現実が曖昧な幼少期より、大人になってから訪れるディズニーランドの方が全力で楽しめているのかもしれません。



初めましてのビート・キャッスルはとにかく圧巻


感受性おばけの私は、夢と魔法の世界の中を小さい子供からおばあちゃんまでニコニコ歩いている姿を見ただけで、胸が溢れるくらいの幸せに満たされていることに気付きました。

「あぁ、今私はこの世界にすごくフィットしているなぁ」漠然とそう思えたんです。


緑味溢れるフィット感


「お客様がハッピーでいてくださればいい」という思いだけでネイルサロンを続けてもうすぐ5年。利益よりも感情を優先しても案外お店って回るんです。

新規顧客獲得!一人単価アップ!作業効率優先!そうやって売上を作っていかないといけないことはものすごく分かっています。

今まで私のやり方は、同業者や最前線で活躍している経営者の方に話しても全く相手にしてもらえませんでした。豊かな生活のためにも、もっと頑張るべきと言われます。実際にたくさんのお金を稼げているわけではありません。

私にはいつか女性支援をしたいという思いがあるけれど、今は社会貢献なんて全くできていない。理想ばかり語って形にできていない人間の話なんて、説得力のかけらもありません。





先日、お付き合いの長い80代のお客様が半年ぶりにご来店されました。 

「毎月来れなくてごめんなさい。こんなお客さん大した売上げにもならないからご迷惑よね」と仰られ、そんなお気持ちだったのかと驚きと悲しみでいっぱいになりました。

「たまにこうしてお会いして、笑顔になってくださることが私は本当に嬉しいです」とお伝えし、施術後のネイルのお写真を送らせていただきました。お嫁さんに見せるとすごく褒めてもらえるそうです。

お帰りの際に靴を履く時、ふっと壁に触れた指先がすごく綺麗で、私まで幸せな気持ちになったこともお伝えして。




私にできることはなんだろう。指先から人を笑顔にしたいだけなのに、売上とか、稼働時間とか、コストとか、経験値が上がれば上がるほどどんどん身動きが取れなくなって、本当に在りたい場所にいられないもどかしさ。

そんなモヤモヤを抱えていたからこそ、今回のディズニーランドでの体験は私にとって大きな転機になりました。

そんな時、ディズニーリゾートに関するこんなニュースを目にしました。パークの入場者を制限して、お客様一人一人の体験価値を上げるよう対策を取るというもの。



これを読んで、バラバラだったパズルのピースがカチッとはまったかのような感覚がありました。ずっと私がやりたかった事はこの「体験価値の提供」だったんです。

少し前にディズニーシーに行った時は、アトラクションの待ち時間も長く、飲食店も予約をしていない人は待つことさえもできず、寒くてお腹が空いて、楽しかったか?と聞かれると即答できるものではなかったんです。

ディズニーって疲れるから一年に一度でいいかな…?という方も多いのでは。

最近は入場の人数制限をする事で一人一人が細かなサービスを受けることができ、個人の満足度が確実に上がっています。「またすぐに行きたい!」という前向きな気持ちに切り替わるんです。

この戦略は、たくさんの人をハッピーにしてくれるものだと思います。

そのハッピーはもちろんお金を支払う対価として存在するのだけれど、薄利多売では得ることができない「感情が振れる体験価値」は何にも代え難いものだと信じています。




きっと、私の小さなネイルサロンでも値段以上の体験価値を提供する事はできるはず。ものすごく豪華な内装ではないし、ウォルトディズニーのように完璧に夢を具現化をすることはできないけれど。

お客様お一人お一人に誠実に向き合い続けることをやめたくない。「また来たい」と「また来てほしい」がイコールでいられる努力をし続けていきたい。そんな思いから余裕を持った施術時間を確保し、技術の提供だけではなくコミュニケーションの場としても存在できるよう試行錯誤しています。

まだまだ発展途上ですが、自分を信じて進んでみようと思います。ウォルトの「ディズニーランドは完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」という言葉が大好きです。


楽しいが溢れちゃってる顔




私の特技は、大人になっても夢を見続けられることだと思っています。もしよければ、私の夢が詰まったサロンに遊びに来てください。そしてぜひ一緒に楽しんでください。

ネイルサロンにできること、ネイリストだからできること、考え出したらキリがない幸せに感謝して。たくさんの方へ指先から幸せをお届けできることに感謝して。

皆さんと明日も半年後も一年後も、笑顔でお会いできるのを楽しみにしています。


「感謝、永遠に…」


長文にお付き合いありがとうございました☺️

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