山を登る
登山を趣味にしたいと思いつつ、行ったことがあるのは高尾山くらいだった私。
先日、山に詳しい友人に色々と教えてもらいながら大山(丹沢)登山に行ってきました。
「朝ごはんしっかり食べてきてね」と事前に声掛けしてもらってたのに、朝はいつもすこぶる食欲がない私は野菜スープだけ飲んで出発。
序盤で案の定地獄を見ることに。
これが噂のハンガーノックというものか…!!
朝たまたま買っていたドーナツを半泣きで貪り食ってパワーチャージ。こんなに美味しいドーナツ初めて食べたってくらい美味しかった(号泣)
一度に余裕で1000kcal以上消費する登山。無知で挑んだことを反省しました。朝ごはん大事。
無事に足が動くようになり、友人達にサポートしてもらいつつケーブルカーを使わないルートで頂上まで約3時間登りました。
雪が少し残っているためとにかくぬかるみに足を取られる。体力の限界のそのまた限界を超えるという、まだ見たことのない体力の壁を越える新体験。
ランニングが好きな理由と同じで、登山もゴールが分かりやすいから興味を持ったのが始まり。
自分の足で高みに登っていく感覚は、めちゃくちゃきついけど、めちゃくちゃ気持ちいい。
もちろん休憩もするし、その日のコンディションが悪ければケーブルカーに乗ってもいい。無理なら諦めて戻ってもいい。
自分のペースで少しずつ、確実に。
ずっと進み続けるメンタルでいるために、私はとにかく体ごと前進させることが大好きなのだと実感した今回の登山。
そして今回すごくいい経験だと思ったのが、食事の摂り方についての概念が更新されたこと。
以前ファスティングの記事でも書きましたが
(よかったらこちらから↓)
私は太りたくないという感情に異常なまでの執着があり、ごはんを食べるという行為に罪悪感を感じることがありました。
でも、今回体力の限界を突破して思ったのは
「糖分が欲しい!」
「塩分が欲しい!」
身体って、正直に教えてくれるんだということ。
必要な栄養を口にした時の自然と身体に溶け込んでいく感覚。これを体感できたことによって、食事の概念がとてもいい方向に変わりました。
「食べることは悪じゃない」
ダイエットをしているとどうしても食に対してネガティブな気持ちになりがちですが、自分の身体が必要としているものを、正直に、誠実に受け入れることの大切さ。
山頂で食べたカップ麺の温かさと塩分!!!!
この美味しさは一生忘れない!!!!
最初は登り始めて数分で「思ってたより山が山だった…」と絶望しかけたのだけれど
湿った土の匂い
凛と澄んだ空気
雪が音を吸ったしんとした静けさ
体は悲鳴をあげているけれど、歩けば歩くほど自分が山の一部になっていくような、そんな感覚。
日々色々なことがあるけれど
早起きして朝日浴びて
汗かきながら山登って
頂上で信じらんないくらい染み渡るカップラーメン食べて
あー!!生きててよかった!!
そう思える幸せに感謝して生きよう、そう思えた。そんな大切なことを教えてくれた友人にも心からの感謝を。
さて、次はどんな山に登りにいこうかな。マイペースに行こう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?