見出し画像

不万全な状態で生きること

どうも、ベナンに3年以上も住んでいるのに、いまだに近所で道に迷って住民の皆さんに助けてもらっているアフリカ系男子のナイケルです。


YouTube再開しております。


さてさて。


先月から年齢を25〜35歳の間というように伝えるようにしてまして、それは日本ではあまりにも年齢によるバイアスが強すぎるからだという話を前回したような気がしています(してなかったら病気です。すいません)。


僕は比較的、健康的な人生を歩んできました。


とはいえ、生まれてすぐに腸が変な形になっていたようで、「この処置が失敗したら死ぬかもしれません」と言われたり、ポケモン事件(ポケモンショックでググってみてね)によりてんかんを発症したり、毎年ニュースより先にインフルエンザにかかったり、アフリカでは4度目のマラリアにかかったりと、病気はしてるんですけど、まあ元気です。


ただ、実はこの1年ちょっとくらいは、1日たりとも「調子が良い」と思って過ごせたことがありません。こんなことは初めてです。


まだ、病名がはっきりしていないのと、余計な心配もかけたくないので詳細は伏せておきますが、ひどいときはベッドから半日以上起き上がれないみたいなことが数日続いたりします。


僕は精神的にはかなり強い方で、周りからはサイコパスとか不感症とか言われたりするのですが、体調不良のストレスにより、少し精神的にもつらいと感じることも多くなってきました。


50歳を超える尊敬する人たちに、「人生で何が一番大事だと思いますか?」と聞くと、ほとんどの方々が「健康」と答えるのですが、その意味を痛感しています。



でもね。ふと、思ったのですよ。



完全に調子が良い日なんてもう来ないんじゃないか。世界をみたときに、人生ずっと調子が良い人なんていないんじゃないかって。そして、人はなにかを抱えて生きている方が、深みのある生き方になるんじゃないかって思ってきました。


そして、「体調が悪いことを言い訳にしているだけじゃないか」とも思ったのです。


生まれながらに身体が不自由な方、僕よりも大変な病気を患っている方、国際的な問題のせいで苦しい環境にいる方など、そのなかでも強く生きている人がいるんですよね。


だから僕は、この病気を治す努力はしつつも、病と共存する覚悟というのを持つことにしました。


ずっとこの状態かもしれない。でも、それでも心に熱いものさえ持っていれば、何かはできるんだ。ほふく前進で這いつくばってでもいいから、1日1歩でも前に進んでやろうじゃないか。


そう思いながら行動できるようになった暁には、僕はもうひとつ上のステージで戦えるようになったといえると思う。




有料版では、公には出せない僕のぶっちゃけトークをします。応援したいと思っていただいた方、僕の腹の底を知りたい方はご覧ください。



ここから先は

894字 / 4画像
この記事のみ ¥ 100

人生賭けてアフリカで活動中ですが、ご飯を食べないと死んでしまいますので、いただいたサポートは僕の燃料として大切に使わせていただきます。