2050年にはAIがアフリカをグローバルリーダーへ導く世界へ。
アフリカで経営者をやっております、内藤獅友です。
昔から未来予想をすることが好きなぼくですが、今回はnoteがこういう企画をやっているので、せっかくですから、ひとりでニヤニヤしながらやっている予測を、少しだけ語ろうと思います。
突然ですが、
30年後、あなたはいくつになっていますか?
ぼくは現在32歳なので、63歳になっています。
30代から60代ですから、
それはそれは身体的に大きな変化がありますよね。
でも世界はもっともっと速いスピードで進化を遂げます。
例えば、今は当たり前に使っているスマホ。
日本のスマートフォン元年は2008年と言われており、それまではガラケーが主流でしたから、10年でどれだけの速度で変化を遂げたかがお分かりいただけるかと思います。今はアフリカの都市部でもスマートフォンは当たり前に使われています。
この速度はさらにそのスピードを上げて、いまから30年も経ってしまえば、「有り得ない」と思うような状況が、「当たり前」になっている時代になるわけですね。
前置きが長くなりましたが、30年後のアフリカはAIによって世界のリーダーになっているかもしれません。
ソース:CIA Factbook
こちらは2050年時点での平均年齢予測です。
アフリカ大陸の半分以上の国が平均年齢10代ですね。
先進国と呼ばれる日本を含む国々は、40代が平均年齢となりますので、過去の歴史からも人口の多さや平均年齢が若い国が成長していくと考えると、アフリカ大陸が30年後にリーダーになっている可能性は十分にあると思います。
そこに今まさに発展しつつあるAIが絡むと、もっと信憑性が増してきます。
中でも注目すべきは金融です。
アフリカには20億人以上が銀行口座を持っていないと言われており、金融インフラが整っていないからこそ、モバイルマネーが普及しやすい、いわゆるテクノロジーによるリープフロッグ現象(かえる跳びで成長する)が起こっています。
すでにケニアでは、GDPの4割がM-PESA(モバイルマネーサービス)で取り引きされています。今後は他のアフリカ諸国も、モバイルマネーでの支払いは加速していくでしょう。
しかし、支払いが電子化するだけでは大きな革命は起こりません。
これは序章。おそらく2030年までに浸透し、
残りの20年では別の革命が起こります。
それは「信用(クレジット)革命」です。
中国のモバイルマネーサービス「アリペイ」が採用する「芝麻信用(ゴマしんよう)」のように、「学歴」「勤務先」「資産」「返済」「人脈」「行動」などの指標をつかったユーザーの信用スコアをAIで弾き出し、そのスコアによって一瞬で融資を受けることができるという「信用(クレジット)革命」が、これからもっとアフリカに入ってくるでしょう。
これまでの銀行の仕組みだと、お金を借りることができなかった20億の人たちが、信用スコアを獲得して、どんどんお金を借りて、イノベーションを起こしていくようになると考えると、ちょっとワクワクしてきませんか。
ちなみにシエラレオネ出身の15歳のこの少年は、独学でバッテリーを作ったりできる天才ですが、このような才能を持っているけど融資がなく、事業ができなかった人たちが信用革命によって出来るようになります。
人口大爆発と、若者中心の社会、そしてAIなどのテクノロジーがリープフロッグ現象を巻き起こすと考えると、30年後のアフリカは今とはまったく違った位置づけにいることも有り得るのではないかと思います。
2050年、こんな都市がアフリカに溢れているかもしれません
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