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あなたがTwitter・Facebookをやめられない5つの理由

あなたはなぜTwitterやFacebookといったSNSをやめられないのでしょうか?

他人が何をしているか、何を食べているかなんてどうでもいいし、見たところで自分で比べて憂鬱になるだけです。それなのに、なぜか見るのをやめられない止まらない。それがSNS中毒です。

なぜ、SNSには私たちを捉えて離さない力があるのでしょうか?

これを理解すればSNSにムダな時間を費やすことなく、自分の人生を取り戻すことができます。

ぜひこの記事を読んで、1秒でも多く自分の時間を取り戻してみてください。

FacebookやTwitterがやめられない理由

SNSや経済社会など、人が熱心に参加しハマるシステムやネットワークには下記の5つの条件があります。そしてあなたがSNSをやめられない理由は、SNSはその全てを満たしているからです。

① 報酬がわかりやすい(インセンティブ)
② 時間により変化する(リアルタイム)
③ 運と実力という要素がある(不確実性)
④ 秩序の可視化(ヒエラルキー)
⑤ 参加者の交流の場がある(コミュニケーション)

FacebookやTwitterは高度に発達したネットワークをつくっています。

また同時にFacebookやTwitterは自動的かつ持続的に成長し続けているシステムといえます。そして、我々が生活する「社会」も自動的かつ持続的に成長し続けるシステムです。

それでは一つ一つ解説していきます。

① 報酬がわかりやすい(インセンティブ)

人はわかりやすいメリットがなければ動きません。

これはあなたにも同意していただけると思います。人が働く理由は「お金」というわかりやすい報酬があるからです。

自動成長するSNSや経済システムには、システムに参加する参加者にとってわかりやすい報酬(インセンティブ)や、わかりやすいメリットがあることが欠かせません。

もしあなたがなんらかのコミュニティを作りたいのであれば、人の社会的な欲求に訴求するのがオススメします。なぜなら、現在の経済システムは社会的な欲求を満たしたい人が多く、それらを満たせるシステムがものすごいスピードで成長するからです。

その社会的な欲求というのが「儲けたい、モテたい、認められたい」の頭文字をとった3Mになります。アメリカをみてみれば納得できませんか?

「稼ぎたい」「モテたい」「もっと自分を見てほしい」という欲求にまみれている世界ほど、経済システムが成長しています。

FacebookやTwitterでいえば「いいね」が報酬となり、参加者は皆「いいね」を求めて行動してるのです。

② 時間により変化する(リアルタイム)

SNS(自動的かつ持続的に成長するシステム)は、状況が時間により変化します。

いうまでもなく現代社会は変化が激しく、誰にも未来が予測できません。それと同様にSNSでも刻一刻と状況が変化していきます。タイムラインが常に流れ続けて、更新するたびに変化してますよね。

常に何も変わらない状況では、人は同じ熱量を保ち続けることができず、飽きてしまうのです。

したがって、人は常にチェックしていなければ落ち着かなくなります。あなたもスマホを開くたびにSNSを確認していませんか? それはSNSの状況が時間によりリアルタイムで刻一刻と変化しているからです。

③ 運と実力という要素がある(不確実性)

「SNS」や「経済社会」というシステムには、不確実な要素がある方が人はやる気をだします。

絶対にお金が稼げる方法があれば、誰しもがその方法を使いますが実際はそんな方法はありません。王道のやり方はありますが、やはり成功する人と失敗する人がいます。

だからこそ人は積極的に行動しようとするのです。人は生き残るためには不確定要素や不安定性をできるだけ排除しようとしますが、一方でほんとうに100%確実で安全な世界になってしまうと人はやる気を失います。

不確定・不安定だからこそ人は想像力を働かせて問題を解決しようとするのです。

TwitterやFacebookでも、必ずフォロワーを増やせる方法があれば、みんなフォロワーがうなぎのぼりに増えてしまい面白くなくなります。

しかし実際は、ひょんなことからバズることがあり、それがまた人目に触れ「自分ももしかしたら……」と触発されてSNSにのめり込むのです。

④ 秩序の可視化(ヒエラルキー)

SNSや経済社会には、上下関係がわかりやすく、誰の目にもわかりやすいヒエラルキーが必要です。

経済社会でいえば収入や役職、偏差値や成績などがあります。これらは数字として非常にわかりやすく他人と比較できる要素です。

Twitterでいえばフォロワー数であり、Facebookであれば「いいね」の数で他人との上下関係がわかるようになっています。

自分の上に目指すべき目標がいることもシステムに参加するモチベーションになりますが、自分の下にもまだ人がいることを確認できるため安心材料にもなるのです。

⑤ 参加者の交流の場がある(コミュニケーション)

最後を大切なのがSNSや経済社会に参加している人たちがお互いにコミュニケーションできることです。

交流があることで、なにか問題が起こったら皆で知恵や資源を出しあって解決したり、個人では実現不可能なことでも協力すればできるようになります。

このコミュニケーションという要素がシステム全体をつなぎあわせる接着剤としての機能をもっています。

これもまたTwitterや2ちゃんねるを見ればわかりやすく、誰かが炎上したら皆が総力をあげて特定作業をしたりしますよね。これもまた歪んだコミュニケーションの1つといえるでしょう。

まとめ┃SNSをやめられない理由は

人が熱心に参加するシステムには下記の5つの条件があります。

① 報酬がわかりやすい(インセンティブ)
② 時間により変化する(リアルタイム)
③ 運と実力という要素がある(不確実性)
④ 秩序の可視化(ヒエラルキー)
⑤ 参加者の交流の場がある(コミュニケーション)

TwitterやFacebookといったSNSもこれらの条件を満たしているため、私たちはSNSの虜となっています。

ではどうすればSNSから逃れることができるのでしょうか?

その方法は、SNS以外のシステムにハマることです。具体的には「経済社会」というシステムにハマることをおすすめします。

SNSにいくら無為に時間を使おうとお金にはなりません。そうではなく、お金というインセンティブを手に入れるために、経済社会にハマることで時間をムダにすることがなくなります。

本当にSNSにハマることができればフォロワー数が増えて仕事にもなるかもしれませんが、なんとなくでハマっているとただただ時間をムダにするだけです。

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