12人目と終了してみた
オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。
マッチングアプリで知り合った12人目の方と3回目のデートをしました。
12人目さんはセフレには珍しくとても筆マメな方で、知り合って以来ほぼ毎日長文LINEのやり取りが続いています。内容も実に色々深い話が多く、しかもきちんとこちらの発言も隈無く拾ってくれる方で、根が真面目なのかなと好感がもてていました。
一度私の体調不良でキャンセルしてしまい3回目のデートが結局1ヶ月以上後になってしまったのですが、それでもLINEのテンションが下がらなかったのも嬉しかったし、やはり既婚で近い年齢の子供もいるので話が合う。慣れてるし、自分のやりたい事や欲しい物が非常にはっきりしている為何も言わずともプランニングしてくれるのが普段プランする側にまわりがちな私にはとても楽でした。
私がセフレに求める『意思決定しなくていいこと』『アテンションをくれる事』『予定をかなり前もって決めてくれる事』『ポジティブ』を今の所一番満たしてくれる相手なのですが…
なぜかときめかない。
11人目なんかは若くて幼くてコミュ力ないし、プラン以前にいつも家デートだったし、自分に余裕のある時とない時でアテンション量が極端だし、ネガティブだし、予定を前もって決めないタイプ(笑)だったのに、何故か惹かれるモノがあったのですから、
やっぱりどんなに経験積んで自分が求めるものを分析してそっちの方が合うと頭では分かっても心はその通りに動かないもんだなぁ、とつくづく思います。
きっと全て思い通りにスムーズに行くよりも、思い通りにならない方が気持ちを掻き立てられるのかもしれません。それって幸せになれないですね(笑)
とはいえ結婚が目的でもないし、今すぐ真剣な交際がしたいと焦ってるわけでもないから惹かれるかどうかだけでいいじゃんね?とも思ったり。
さてさて3回目のデート当日、なんと私は謎の腹痛になってしまいました。
さすがに二度目のキャンセルは申し訳無さすぎるので薬を飲んで回復するのを待っていましたが、いつもなら治りそうなものなのに夕方になっても治らず…
しかたなく彼にその旨を伝えリスケをお願いしたいと謝ったところ…
「それは残念だな、もう予約しちゃったからそれならキャンセルしなきゃ」
というお返事。
え、こっちの体調を気遣う言葉とか、無しすか。
今まで2回のデートも特にお店を予約とかしていなかった方なので今回もそうかと思っていたのですが、予約していたという事で、、、
そりゃ確かにドタキャンは申し訳ない。一杯飲むだけならなんとかなるかなと無理をして行くことにしました。
一応彼も
「ホントに大丈夫?」とは聞いてくれましたが
内心『大丈夫なワケねーだろ』と思いながら
「喋ることはできるから(=セックスは無理です)」
と答えておきました。
うーん、体調悪い、って言ってるのにこういう反応か〜
と、引く。
自分なら予約してた事すら相手には告げずにリスケするかな、とは思うものの、そう思わない人もいるでしょうし、自己管理ができていないのはこちらも悪い。ただ小さな子を抱えドタキャン事由多めな身としてはこういう対応だと今後辛いなとも思いました。
幸い更に強い薬を飲み仕事後少し仮眠を取ったら体調はわりと回復したので急いで支度をして出かけましたが、彼は10分遅刻(笑)
こんな思いまでしてセフレと会う価値はあるんだろうかと甚だ疑問でしたが、人として、わざわざ予約までしてくれた御方に不義理はできぬともはや武士かーい。
彼が予約してくれていたのは人気のレストランとラブホテル。その心遣いは嬉しかったし、体調も段々良くなっていたので、あんまり食べられないながらも楽しく過ごすようがんばりました。
ホテルも武士的には予約してくれているのに断るのも気が引けたので行きましたよ(笑)
彼は致したあともイチャイチャタイプなのでゆっくり色々お話したりしてそれはそれで心地良かったのです。
常に複数の相手がいるけれども相手と繋がりを感じられるかどうかが大事だと言っていて、凄く好きになれる相手がいたらその人一人でも良いと思っていると話してくれて、その点は私と合うなと思ったのですが、一方他のセフレさんの事を「つまらない」「大学卒じゃないから話せる内容の深さに限界がある」等という、それってどーなの、という発言も。更に奥さんの話になり、彼のオープンマリッジの原因となった彼の浮気の話になりました。
彼の奥さんは彼をとても愛していた、けれど彼にはそれが少し息苦しかった。彼が浮気していた事を告白して以来彼女の中でその部分が壊れてしまった。
という話をされました。
その話が、私と私の一番目の夫の関係に被って、少し苦しくなりました。
浮気したとは聞いていたけど、奥さんはオープンマリッジに賛成していると聞いていたから、それならいいかな、と思っていたのですが、今聞いた話だと、ちょっと違うかな。
けれどそこには蓋をして、そのまま帰りましたが、やはりジワジワと、
体調不良の時の対応も含めてこの人とは無理かな、という気持ちが湧き上がってきました。
そこで彼にLINEしました。
『彼と奥さんの話を聞いて自分のトラウマが思い出されて落ち込んでしまった。セフレには楽しさだけを求めているのでそういう気持ちを持ちたくないから、もう貴方とは会えない、ごめんなさい。』
まだ三回しかデートしてないセフレだし、あっさり終わるかと思ったら意外にも抵抗されました。
『嫌な事を思い出させてしまってごめん。
もう会えなくなるなんて悲しい。せめて会って話せないか。
君とは一緒にいてすごく自然で心地良くて、楽しい。僕達の状況は似てるし、今すぐ変わらないというのも分かっている。けど駆け引きとか嘘とか一切なしで正直に言うと、僕達はセフレ以上の相手になれるんじゃないかと思ってる。』
なんと12人目にして初めて、セフレ以上の関係を示唆してくれる方が現れました。嬉しかったですが、残念ながらそれなら考え直そう、とまでは思えませんでした。体調悪くても予約を優先する所にドン引きしましたとは言わずに、『私も一緒にいて心地よくて楽しかったけれど、トラウマがあるのでやはり難しい』とだけお伝えしました。
すると彼も、
『自分がまたこういう気持ちになれるとは思ってなかったから感謝している。
そして君がまだ苦しんでいる事を可哀想に思う。
この間言ってた僕たち夫婦がかかったカウンセラーのリンク送るよ。すごく助けになったから。
もし今後万が一気が変わったらいつでも連絡してね。』
と言ってくれて、終わりました。
少し自己中心的で、苛烈な部分もあったけれど、自分の欲しい物に素直で、優しい人ではあったんだな、と思いました。
そして彼に言われて、
「ああ、自分は『まだ苦しんでる』と人に言われる位まだ苦しんでるんだなぁ」
と気づいて、少し涙が出ました。
一度目の離婚はもう3年も前なのに。
条件や求めるものやノリは合っていたし、一緒に居て楽で心地良かったけれど、
やはり、私がしたのと同じような想いを、まだ一緒に暮らしている奥さんにさせている人とは、私は心から楽しめないようです。まあ過去から学ばなかったらただのアホ、そういう男に拒否反応が出てるのは良い事だと考えましょう。
もちろん夫婦の間ですから、第三者には分からないもっと色んな要因もあるだろうし、する側にはする側の言い分があり、結局の所当事者同士がそれで合意していれば別にいいのかもしれませんが、そこをもっと理解するよう努め傾聴し片方の言い分だけを信じトラウマやまた自分にも同じ事をするのでは無いかという疑心暗鬼に取り組んでまで続けたい程の気持ちが私には無かっただけ、というのが全てかもしれません。
それでも、こんな家庭状況でも結婚とかでなく長期的交際を視野に入れてくれる人が現れるのだという事は嫌らしくも人を傷つけたことを踏み台にして自信に繋がり自己承認欲求を満たす事もできました。
私を動物に例えると何かという話になった時に
『希少な猫科の獣』
と答えてくれた12人目さん。
その美しい例えがとても心に響いた、そんなたった三度の儚いご縁でした。
おわり
今日のマッチングアプリ川柳
サイズじゃあ ないのよ エッチは 再確認
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