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デートアプリでデートしてみた 二人目

アラフォーバツありオープンな母さん、
生まれて始めて使ったデートアプリで会ってみた二人目の記録です。

家が近くで気軽に会いやすそうだった30代半ばのお兄ちゃん。 

カフェでお茶をしてみました。

会うなりエネルギッシュだったバブル世代の一人目オジサマとの年の差約20歳!
チル〜なミレニアル感満載の彼。

東京に来て3ヶ月だけど好きじゃない。
学校に通ってるけど合ってない。
いずれ自分の会社をやりたい。
元カノのことがまだ忘れられない。

そんな自分の話を延々と延々と喋る。

うーん、同じ自分の事をよく喋るんでもバブル世代とは何かが違うのです。 
世代で一括にはできないと思うしあくまで私の印象だけれど、

バブル世代は同じお喋りでも他者に自分をアピールする感じで、
だからそれなりに喋りも面白くショーを見ているよう感じがします。
一方ミレニアル世代さんのお喋りはもっと内に向いてて、
相手にどう聞こえるか相手を楽しませているか、というより独り言に近い感じがして、
聞いているとお母さんかカウンセリングか
Twitterのつぶやきを延々と読んでいる感じ。

後で同じミレニアル世代の友人に聞いたら
SNSで育ってきているので、そういう一方向のコミュニケーションに慣れているんだそうで、
その違いがただただ面白く感じました。

コーヒー屋さんが静かすぎて自分の話が聞かれているんじゃないか気になると彼が言うので 
外に出て商店街、住宅街を延々と歩いて話を聞いた。

会ったばかりの若い男の子と
まだ汗ばむ暑さの残る見知らぬ街を
彼のつぶやきを聞きながら
彷徨う。
どこか非日常で、
まるで白昼夢のようでした。

私の人生不思議なことになってんなぁ、
思えば遠くに来たもんだ、


また感じました。

彼とは駅でお別れしました。
自分の事ばかり話しちゃってごめんね、
コーヒー屋さんが静かすぎて。
と彼は謝っていました。

お互い
多分もう二度と会うことはないんだろう、
と思って
さよなら
と言い合う、
不思議な一期一会。

いつか私が死ぬときに
走馬灯の中にこの風景も見るのかなぁと思いました。

元カノとの痛手から立ち直れていない彼の話は
前のパートナーとの痛手から抜け出すためにデートアプリを始めた私には共感できて
もしかしたら彼も
ここから抜け出すために
ただ足掻いて色んな人と会ってるのだろうか。

ああ、自分も客観的に見るとこうなんだなぁ、と今の自分を見つめる機会にもなった。

まあ私が好みじゃなかっただけかもしれないけど。

デートアプリのデート、からすると
今日のコレは失敗に入るんだろうけど
今の私にとっては
それなりに意味があったような。

彼も
私も
早くこの沼から抜け出せますように。


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