IN THE MIRROR(インザミラー) | TOKYO FMホール | バレエ
見てきました!
月並みな感想ですが、こんなに綺麗なものに触れることができるなんて、生きててよかったなぁ…と思いました
感想をレポートしたいのですが、音楽への造詣が浅すぎて演奏部分について語るに値しないため、主にバレエ部分にしか触れられない点について、ご容赦いただければと思います…
作品について
近いからこそ感じとれること
会場の中心に舞台があり、それをコの字に囲うように客席が配されています
席数は恐らく150程度で、ほぼ満席でした
最前列は舞台から約1.5m程度と近く、ダンサーの方の汗がかかってもおかしくない距離感です
これまでバレエの舞台はクラシックしか見たことがなかったので、会場のコンパクトさ、舞台の近さに驚きました
バレエはかぶりつきで見るものではないと思っていました
それは大きな舞台を使った、ダンサーの方も多く登場するような演出では、ある程度引いて見ないと、全体を見切ることができないからです
一方で今回のように、ダンサーの方がおひとりなら、見る対象が限定されるので、思い切り近くで見ることができます
そして近くで見ているからこそ、大きな舞台では見えなかったものが見えてきます
どこまでも伸びやかに、なめらかに動く手指や足指の、関節ひとつひとつの動き、ダイナミックで緩急の激しい振付を叶える筋繊維の動き、さらに妄想力を被せれば、腱が骨をかすめるぬるりとした感触まで感じ取れそうそうです
そしてそれすらも、表現になってると感じました
二山治雄さんのバレエがすごい!
今回出演された二山さんは、2019年までパリ・オペラ座に所属されていました
現在はバレエ団に属さず、フリーランスとして活躍されています
以前から存じ上げてはいたのですが、新作のボレロを踊られている動画を拝見して、いつか舞台で見たみたい!と思っていたところ、今回の作品を見ることができたので、本当にラッキーでした
新作ボレロの動画はYouTubeにも上がっていますので、ぜひ見てみて欲しいです
デベロッペ アラセゴンに上げてから回転しだすなんて、一体どれだけ体幹が強いのか…
さらにそこからオフバランスしてもぶれていない…
そんな超絶テクニックを支える肉体は鍛え抜かれて彫刻のように美しく、まるでそれ自体がひとつの芸術作品のようです
まとめ
とてもとても、大満足でした!
ichikaさんと二山さんのコラボ作品は昨年も上演されたようですので、またご縁があることを祈っています
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
バレエと言えば、今年もローザンヌ国際バレエコンクールが始まりました
過去には熊川哲也さんや、今回の舞台に出演されていた二山治雄さんなど、錚々たる顔ぶれの方々が入賞されています
パフォーマンスをライブ配信で見られるのですが、スイスとの時差のせいで寝不足必至です(笑)
▽ARTE Concert(動画配信サイト)