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コンビニの店員さん、店内を走る(9月16日土)

今年の地蔵盆のくじ引きの賞品、というか、町内会費を払っているのでハズレなしの参加賞として、500円分のクオカードをもらった。
これを身近で使えるところといえばコンビニ、それも500円なので、そんなに大層なものも買えない。

9月16日にもなってまだまだ暑くて、アイスクリームが食べたくて、よし、このカードを使おうとコンビニへ行く。
いつものスーパーとは違う品揃えで、どれにしようかなと、しばらく冷凍室をのぞく。「たべる牧場プレミアム」という金色に包まれたパッケージが目に入った。牛のイラストもあって、高級なバニラアイスクリームという感じ。これにしよ。

でも、値段がわからない。冷凍商品の値札シールが冷凍室の外側にまとめて貼られていて、このアイスクリームが幾らなのか、はっきりわからない。そのシール自体が小さいし、字も小さい。多分、200円~300円ぐらいかな、それでいいやと思って、レジへ持っていく。私の買い物はこれひとつ。

レジのアルバイトらしき若い女性が、私の差し出したアイスクリームを手にとって、バーコードなんかを探している。見つからなかったようで、「すいません」と言って、アイスクリーム1個持って、レジから一番遠くの冷凍室のほうへ走り出した。彼女も、これ幾らかわからなくて困った? 
しばらくレジの前で待ちぼうけ。私の後ろに誰かが並ぶ前に戻ってきてや~と思いながら、待つしかない。
私の後ろにお客さんが一人並んだところで、ばたばた走って戻ってきてくれた。ぎりぎりセーフの彼女、レジに数字を打って、会計してくれた。258円なり。
「私も値段わからへんかったんよ。ありがとう」と言ったら、にこっとしてくれた。
「たべる牧場プレミアム」は、とても濃厚だった。ちょっとずつ食べる。

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