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真剣勝負の中で(9月13日金)

プロ野球も、そろそろ優勝チームが決まる時期になってきた。オリックス・バファローズファンとしては、優勝争いができない今の状況を残念に思うけれど、選手の皆さんの一生懸命な姿は愛しく思います。
以前、新聞のコラムで読んだ「望んだ結果が得られるとは限らないのがスポーツだ」という一文で、自分を納得させている。

きょうのオリックス対ソフトバンクの試合、7回までは2対3の接戦だった。ところが8回、この回の1番手で登板した山田投手がヒットを打たれて降板、2番手の吉田投手は足に打球が当たって降板、3番手の宇田川投手は肘の違和感で降板、4番手の古田島投手は満塁のピンチを切り抜けられず、追加点を与える。
若月捕手は本塁で栗原選手と交錯してベンチに下がる。5番手の川瀬投手が何とかスリーアウト目を取った。
中断が多くて、50分ぐらいかかった8回表。球場ではいろんなことが起こる。心身めいっぱいのところで、一生懸命プレーしている結果だと思う。

そんな中で、ほほえましい場面があった。
オリックスの川瀬堅斗投手が弟・22歳、ソフトバンクの川瀬晃内野手が兄・26歳、この2人が初めて1軍の真剣勝負の舞台に立った。先に堅斗投手が投げていたところ、代打に晃選手が告げられた。小久保監督、そうとわかってお兄ちゃんを代打に出した模様。2対8と点差も開いたし、粋なファンサービスでしょうか。

実況「お父さんはどんな気持ちでしょうね」
解説「うれしいんじゃないですか」
幼い2人が一緒に野球をしていた頃から今までのことが思い出されたかなあ。幸せなご両親だなあと、勝手に想像した。結果はお兄ちゃんのセカンドゴロ。
この日は1打席だけで終わったけれど、これから何回も兄弟対決が見られるかも。
選手の成長を見守り、心境を想像するのも、スポーツ観戦の楽しみ。

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