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音感について(8月20日火)

声楽教室、最初に先生と天候の話とお米の話になる。やっぱりお米ないですよね、どうしましょうという話をしてから、さあ、ハミングから始めましょうと、本日のレッスン。

きょうから「時代遅れの恋人たち」。1978年リリース、作詞・山川啓介、作曲・筒美京平、歌唱・中村雅俊、テレビドラマの主題歌になった昭和の歌謡曲。私が歌いたかったのでリクエストして、楽譜を調達していただいた。

男性の曲なので、私にとってはキーが低い。まず、この曲をさっと歌ってみたところで「2つほど上げましょう」と先生がピアノ伴奏を調整してくださる。楽譜に載っているコードをささっと書きかえられて、さあ、やってみましょう。

1番を歌ったところで、「音感いいですよ」と言われた。いやいや、私は今までそんなこと言われたことがない。そもそも、教室に通うまで1対1で歌を聞いてもらったこともないし、「音感」という意外な言葉が聞こえてきてびっくりした。

先生は「メロディーラインを弾かなくても、コードだけで歌えている」と。「メロディーを書き直さないといけないのは大変なんですけど、コードだけの書き直しで楽です」と。

61歳で、今まで知らなかった自分に会った。

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