未知の道
瀬戸内海が近いところで暮らしています。
土曜日、娘とふたりでいつもの場所へ散歩をしに。
そんな、「いつもの場所」とは、とある神社の奥、山道を進むのです。
そして、「いつもの眺めのいい場所」で一息つくのです…。
山道はこの先も続いていることを知っているのですが、ぐるっと周ってしまうと戻るのが大変だろうからって、行ったことはありませんでした。
いつもの眺めのいい場所で、この日もまた、満足していたのです。
だけれども。
娘(続く山道の方向に)「ちょっと走ってきてもいい?」。
私「うん、見えるところにおってよ」
わたしは、山道の方向を見ます。
「ん?なんだろ、あんな白い建物あったっけ?」
ちょっと行ってみよう。
白い建物の近くには、道がありました。
その道を娘と進んでみたら、「←〇〇200m、〇〇400m→」との看板が。
“目安”が記されていたことで、動きやすくなりました。
このくらいの距離ならすぐ戻れるな。
よし、まずは200mのほう行ってみようか。
木のトンネルに、海に、近づいている実感。
知らなかったよ、ちっとも。こんな場所。
今度は、400mと書かれた方向を進んでみます。
太陽の光でまぶしい緑と、碧い海の色が見え隠れ。
こんな景色が散歩の先に、実は近くにあったなんて…と驚くばかりでした。
何回も来ている場所なのに、「遠いだろう」「戻れなくなるのは嫌だな」って勝手に決めつけていただけ。
先に進むのを「頭で考えて止めていた」だけ。
小豆島へ向かうフェリーや神戸へ向かうフェリーがすぐ近くを通っていきます。
全くもって、
見逃していたんです。
見ていないこと、
見えていないことって、こんなすぐ近くにあるのだから、
まだ見ぬ美しい風景とか、場とかが、それはたくさんあるんだろうな…。
まだ出会っていない「ひと」(たち)にも言えることなのでしょう。
行きたい場所がたくさんあって。
会いたい人がたくさんいます。
あちこちに。
今は、動けない。会いに行けない。
その事実はもう、現在は“仕方がない”。
未来が見えない、わからない、楽しみが描けないって、本当に不安。
こうなったらどうしよう、とかよくないシナリオすら浮かんできてしまうけど。
そんな気持ちを振り切るには…
行けたときに、会えたときに、感動できる私でいたいという思いがあるから、
今できることを続けるしかない。
その先に、「出会い」があると、思い続けてやり続ける。
希望を、みている。
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ぜひ、来年は。
いまの状況が変わっていると信じて。
よかったら、四国に遊びに来てください。
瀬戸内海、美しいです。ほんとうに。
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