人と違うことは、誇るべきこと。
先日、働いているカフェで子連れ親子が来た。
子どもは小学生くらいだろうか。ちょっと変わった、お気に入りのキャラクターのTシャツを着ていた。そんな彼に対して、職場のボス、Michelleがこう言った。
"You're different today!"
僕はその言葉に驚いた。
なぜならMichelleがポジティブに、誉め言葉として使っていたから。
Different...知っていた意味は、「異なる」だ。
日本語で「異なる・違う」と聞くと、少しネガティブなイメージを持つ。
異なるものと書いて、「異物」、間が違うと書いて、「間違う」
もちろんこれらに対応する英語は全く別の単語だ。
確かに直訳したらその意味になるが、英語での使われ方は違う。
Michelleがまさに言っていたように、誉め言葉として使えるのだ。
それは、人と違うことを潜在的に「いいこと」として彼らは認識しているからではないだろうか。
集団意識の強い日本と比べると、人と違うという「個性」がより尊重されているように思える。少し前まで僕自身もそうだったが、誰かと同じであることが一種の心身安定剤となっていることがあった。
なぜなら人と違うと、変な目で見られているんじゃないか、と思ってしまうから。
でも、そうではない。
人と違うこと。それは素敵なことで、誇るべきことだ。
そして誇りをもって、「私はこれが好きなんだ!」と言えるこの街の人たちが大好きだ。
Michelleの言葉は、透き通っていて、だからこそ直接的で、いつも心にささるなぁ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事は、収録したラジオを元に執筆しました。
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