時には昔の話を(7/11、改題&無料化)

一般よりも酷く回り道とはいえ、人というものを三十数年続けてきた。noteも既に連続投稿5ヶ月目だ。先に言っておくが、今日の投稿は。もしかしたら貴方方をがっかりさせるかもしれない。

俺は世にいう『真面目系クズ』である。人との軋轢を避けるあまりにいい子のように振る舞い、規範意識に囚われ、自分の意見を出さずに生きてきた。要するに人が怖かったのだ。口の戦いも拳の戦いも苦手だったしね。

その癖ぐーたらでひとりスキーで(他人の干渉がつらいと最近分かってきた)。先延ばしグセや何やらで散々怒られて。でも直そう直そうと思う程更に駄目になって。カーストが死んで。

気付けば引きこもり気味の三十路が出来上がっていた。

無論。これでも人と絡みたいのである。と、いうか新しい友人を見つけたいのである。つまり意味する所は。

自分を出しても、疲れた時にゴロゴロしに行っても。『えーでえーで』してくれる友人がほしいのである。どんだけ甘やかされたいねん俺。書いてて苦笑が出たわ。

ま……『一発で全てを済ませたい』というのは俺の欲望の中でも根深い奴で。いや本当にそうなんよ。何度でも集まり行ったりとかすればええやろとか思うやろ？　無理。取り繕ってる間にカースト決まって死ぬる。

こうなってくると運動苦手でヲタにも中途半端。おまけに現代風潮について行けない人間には逆風が過ぎる。ネットか。俺にはネットしかないのか。でもリアルなつながりじゃねえぞ。

つーか依存する相手を探してるようにも見えるな、これ？　まあ……疲れた時とかに立ち寄る分、何かの形で返したいとは思いますけどね。こういう相手を持つのなら。ネットだとその辺のバランスに惑うし。

はい。今日は完全に自己開示でしたね。いや、ホントはね。もうちょっと過去の自分についての深い話をしようかと思ったんだけど。

(7/11：修正)　やってたんだよ。今日からは無料で出すから笑ったってくれ。

今より十数年前、高校生の時分。だいぶ酷い目に遭った。上級生に恐喝・暴行・逆セクハラを食らったのだ。

特に逆セクハラは印象深い。今思えば据え膳だったのかも知れない。だが、当時の俺は前述の通り規範意識の塊だった。最初こそ楽しみつつも、やがて逆らえなくなり、恐怖した。そして。保健室経由で訴え出た。

それで全ては終わり、上級生からの接触は消えた。やがて年が明け……。ある日担任に呼び出しを受けた俺は、そのまま謝罪の会に連れ込まれた。

もうだいぶ前なのでほとんど内容は覚えていない。ただただ謝罪され、それを機械的に受け入れた。ただ。一連の流れが終わり、『加害者達』が去った後。担任が言った言葉の大意だけは覚えている。

『この件は貴方にも悪いところがある』

当時の俺はそれを納得した。でも今考えると。果たして本当に俺は悪かったのだろうか。逆らえなかったのは確かに悪い。だが、それは『目をつけられる方が悪い』といういじめ痴漢の被害者への心無い言葉と同じではないか？

『加害者達』が今はどうなったかなんて知る由もない。ただ、進路先は消えたと聞いている。そんな17の秋の話だった。

なお前述の通りこの事件の前に恐喝暴行も訴え出ていた結果、この一年だけで合計四人ほどを停学させてしまっていたりする。

今更どうしようもない打ち明け話だ。打ち明け話しだしリアクションも期待してはいない。ただ、今でも思う。

俺が恐れただけで、チャンスはあったのか？　やれたかも委員会なんか？　それとも俺はただ弄ばれただけなんか？

俺には未だ、わからない。ただ、俺が持つ悪癖の一つであった『カーストローランク由来のからかわれるor避けられるの二択から優しくされるとすぐ転ぶ癖』。これは女性不信の一種にまで悪化した。

好かれてる保証がなければ欲望とか晒せない。そういう人間にはなってしまった。

終われ。