443 隣の人類は同じ人類ではない

隣の芝生は青い。よくいう話だ。俺も芝生をよく見る。やっぱり隣が青く見える。

青く見えるだけなら良い。その青を目指すのが良くない。目指すのは「隣の青」ではなく、「自分の青」だ。

って、綺麗事は言えるけど。できたら苦労しねえよな!

だって俺、何度も似たようなこというてるもん! 一歩ずつ進んでると見せかけて螺旋階段にもなっていない可能性を秘めてるもん!

グルグル登ってるならいいけど、一歩間違うとグルグルドリルで穴を掘って埋まっていっている可能性があるんだぜ? 無意識だと。

つまり人間って、それほどまでに難しいってことだべ? 凄えな、真っ直ぐに育った奴って! 愛された奴って!

俺は同じようには生きられないっぽいから、それでも少しずつやっていくぜ! あばよ! 俺の人生、俺の責任!

おわれ

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