おまえ達は今こそまぜそばに手をのばせ

よくきたな。おれはバンデラス・デ・サザンクラウド。シニョーレ逆噴射を敬愛し、その道をおうものだ。故におれは毎日ものすごい量のインプットとアウトプットをこなしているが、だれにも見せる気はない。だがきょうは南雲のこしぬけがパソコンの前でうなだれてロウテンシヨンしていたので見かねて書いてやることにした。

まぜそばは真の男のフードだ

おれはやさしい男ではないので平気で銃を撃ち、安易にブシェミをバーストさせる。マリアッチやサボタイは仲間としてたいせつにするが、いざとなれば目的のためにメキシコの荒野に放置することもいとわない。だからおまえ達相手にもおれは手を抜かない。そういうことだからまぜそばがなんぞやだの油そばがどうだのといった話はおれはしない。

おまえはまず一軒のまぜそばを売るラーメン屋に入る。すると昨今たいていのラーエン屋はデジタルなので注文を聞く1on1をきらって食券を買わせてくる。ここでこしぬけは「やっぱりめずらしいのはなあ」などと日和ってラーメンなどを買うが、真の男を目指すおまえはまぜそばを買う。なぜなら、まぜそばこそが真の男のソウルをおびたフードだからだ。

昼時……それは男たちがいこい都食を求め、めし屋に群がる時間だ。だからおまえはわずかのあいだ、席が空くのを待つだろう。おれはそうだった。そして数分後、おまえは席に通される。ちなみにおれが入った店はなんとコメと漬物がバイキングで無料だった。ただしいくら無料だからといってドカ盛りしたり全部盛りなどをしでかして残してみろ。おまえは店員に撃ち殺され、メキシコの荒野にしたいを晒すだろう……。

編集部注:バイキングで結局残す行為はお店の迷惑になります。ご注意下さい。サービスが無くなる可能性もございます。

ともあれ、バイキングからコメとにんにく、そして好物のたくあんを回収したおれはとにかくまぜそばを待った。なおおれの入った店では『台湾まぜそば』なるものがあり、一部では大変人気なのは知っている。だがおれは辛いのがとくいではないのでやめておくことにした。ときに引き際を見極めるのも真の男だ。覚えておけ。なお今回の記事は有料試験ということでここ唐崎は要購入だ。真の男は、読め。

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