すん旅9 高松 讃岐うどんと骨付鳥
いざ、決勝ラウンドへ
と、またしてもWBCにひっかけたタイトルにしてみたわけだが、とある事情で朝一名古屋から香川県へ。
アメリカではなく、高松に降り立った。
さぁ、名古屋きしめんVS讃岐うどんだ!
と、勢い込んで第一ラウンド、向かった先がここ。
看板にセルフサービスとあるが、本当にセルフであった。
先にレジで支払い注文。茹であがった麺が盛られた丼を受けとる。給食当番の如く自分でつゆをよそい、薬味を好きにトッピング。
初球、控え目にかけうどん。
しかし一発目からガツンと打たれてしまった。
なんだこれは。麺のツルツル感が群を抜いている。
大谷製麺所、もとい松下製麺所に完敗である。
初戦敗退という訳にはいかない。
切り替えて次に向かった先がここ。
入った瞬間から「あ、これは間違いなく旨い」と確信。
釜揚げうどんを注文して「いろいろ」と札がついていた掻き揚げをトッピング。これで500円内なんて、いいのだろうか。
実際に口にして、食べる前の確信は自信に変わった。
(注:松坂大輔氏の名言「自信が確信に変わった」から引用)
間違いない旨さであった。
またもや完敗。しかし、破れた後味はWBCチームの海外選手達のように爽やかであった。
最後の望みを託して、鶏に挑む。
名古屋といえば手羽先。風来坊、山ちゃんなど、強力なラインナップが揃っている。
高松の骨付鳥とはいかがなものか。
いざ、骨付鳥の店、一鶴へ。
到着してみると、長蛇の列。名古屋の手羽先店舗では、見かけない行列の光景に怯む。
店員さんから「60組待ちです」と聞いてテイクアウトにチェンジした。
あいにく「おやどり」が販売中止で「ひなどり」にしたわけだが、あまりの大きさに「ひななのか?」と思わず鶏に声をかけてしまった。
名古屋の手羽先に慣れ親しんでいるため、鶏のサイズに圧倒される。
いや、勝負はまだこれからだ。
一口、また一口と食べ進める。
胡椒が効いている肉は柔らかくジューシー。
キャッチャーのキャベツが最高の相棒となり、あっという間に完食。
心は既に勝ち負けを離れ、明日はホームランだ!という気持ちになったのであった😊