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ショパン国際ピアノコンクールは延期になったけど「ショパンと彼のヨーロッパ」国際音楽祭は開催中!オンライン配信も!

2020年という年は、どんな業界にも大きな災害級の影響と被害を与えた新型コロナウイルスの感染拡大という「コロナ禍」クラシック音楽業界も例外ではありません。

オーケストラを中心にコンサートや演奏会は2月末から全て中止。そして特に今後クラシック音楽業界の未来を担っていく若者が世界の注目を浴びる音楽コンクールも例外ではありません。

世界最古のピアノコンクールでロシアのチャイコフスキー国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールと共に「世界三大コンクール」と称される「ショパン国際ピアノコンクール」も2020年秋の開催予定でしたが、2021年10月に延期が発表されました。

そして「ショパン国際ピアノコンクール」の主催元である国立ショパン研究所がワルシャワで2005年から開催している「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」は無事?開催されています。

ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭

この音楽祭は2005年からショパンの生まれ故郷ワルシャワで毎年8月下旬に開催されている国際音楽祭。今年は8月15日〜31日の日程で、無事に開催されています。

ショパンを核に置きつつも、過去の音楽から現代の音楽まで幅広いレパートリー、ソロから室内楽、大オーケストラまでの多様なジャンル、また世界的な超一流演奏者を集めることでも知られ、世界から熱い注目を浴びる音楽祭へと成長しつつあります。

2020「ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭」のYoutubeでの配信プログラムをご紹介!

2020.08.15 21:00~ ネルソン・ゲルナー(Nelson Goerner)
アルゼンチン出身の音楽家。1986年にブエノス・アイレスで開かれたフランツ・リスト・コンクールでは第1位を獲得。1990年ジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門で、第1位を獲得した。

【曲目】
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番『告別』
・ショパン:バラード第3番
・リスト:忘れられたワルツ 第2番
・リスト:スペイン狂詩曲

2020.08.16 21:00~ ベルチャ弦楽四重奏団(Belcea Quartet)

1994年、ルーマニアのコリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)、ポーランドのクシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)、その他2人の創設者と共に英国王立音楽大学で結成された。

【曲目】
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第15番

2020.08.17 17:00~ ドミトリー・シシキン(Dmitry Shishkin)

ロシアの男性ピアニスト。1992年2月12日生まれ。2004年にロシアの若手音楽家のための第5回 国際くるみ割り人形TCコンクールで優勝して注目を集める。2013年ブゾーニ国際ピアノコンクール第3位。2015年第17回ワルシャワのショパン国際ピアノコンクールで6位入賞。

【曲目】
・ショパン:バラード第1番
・ショパン:バラード第2番
・ショパン:バラード第3番
・ショパン:バラード第4番
・ニコライ・メトネル:忘れられた調べ 第1集,Op.38-6. 夕べの歌
・ニコライ・メトネル:忘れられた調べ 第3集,Op.40-1. 歌と踊り
・ニコライ・メトネル:忘れられた調べ 第3集,Op.40-2. 交響的舞曲
・プロコフィエフ :ピアノ・ソナタ 第 7番「戦争ソナタ」

2020.08.17 21:00~  ベルチャ弦楽四重奏団(Belcea Quartet)

1994年、ルーマニアのコリーナ・ベルチャ(ヴァイオリン)、ポーランドのクシシュトフ・ホジェルスキー(ヴィオラ)、その他2人の創設者と共に英国王立音楽大学で結成された。

【曲目】
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番
・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番

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