見出し画像

【3/27 #日めくりクラシック音楽 】今日はアメリカの作曲家ファーディ・グローフェの誕生日(1892年)~組曲「グランド・キャニオン」~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1892年3月27日に誕生日を迎えたアメリカの作曲家ファーディ・グローフェの代表作の組曲「グランド・キャニオン」をご紹介します。

ファーディ・グローフェとは?

ファーディ・グローフェ(1892-1972)は、父親はバリトン兼俳優、母親はチェロ奏者で音楽の教師だった。14歳のときに家を出て、牛乳屋、トラックドライバー、新聞の売り子、エレベーター係、製本屋の助手、バーのピアニスト、伴奏者などの仕事を転々とした。ヴァイオリンとピアノを学んで、15歳の時にはダンスバンドに参加していた。またブラスバンドでアルトホルンを担当していた。

1920年から1933年まで、グローフェはポール・ホワイトマン・オーケストラでアレンジの仕事を行った。特に有名なのが、ジョージ・ガーシュウィンの『ラプソディ・イン・ブルー』のオーケストレーションである。さらにシンフォニック・ジャズのスタイルのオリジナル作品を作った。

その後、ジュリアード音楽院に指揮者兼教員として雇われ、管弦楽編曲を教えた。

ファーディ・グローフェ組曲「グランド・キャニオン」

かねてより壮大な景観に心奪われていたグランド・キャニオンを管弦楽作品にすることを、1920年に思い立ったという。しかし作曲にはかなり苦労を重ね、またアレンジャーの仕事もあったため、ほぼ10年の歳月を費やして1931年に完成された。初演は完成の年の11月22日、ポール・ホワイトマン指揮の楽団によってシカゴで行なわれた。

このときの題名は『グランド・キャニオンの5つの絵画』というもので、その5曲も「日没」「日の出」「ホピ・ダンス」「赤い砂漠」「豪雨」とされていた。のちにレコーディング・マネージャーのE・T・キングの助言によって改められ、現在の題名になった。

この作品でグローフェが見せた、鮮やかな色彩感覚が溢れるオーケストレーション、スケールの大きな管弦楽の表現力、さらにジャズの手法を取り入れた斬新なアイデアは、アメリカに生まれたオーケストラ音楽の傑作のひとつとして評価された。作品は自然を前にしてグローフェの感動が率直な形で綴られた音楽作品といえる。

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトを始めました。

画像1

このプロジェクトは東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。

「#なごクラ」プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間~1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイート&アーカイブしていきます。

聴きに行くコンサートの計画を立てるのにご活用ください。またクラシック音楽演奏会の主催者やホール、演奏家など関係者の皆様からも情報を募集しています。掲載ご希望の方は名古屋クラシック音楽堂のTwitterのDMでご一報ください。

名古屋クラシック音楽堂はTwitterもやっております。

画像2

2020年4月からリニューアルした名古屋クラシック音楽堂のTwitterでは、毎日クラシック音楽に関するニュースや、演奏会・ライブ配信などの情報をシェアしています。ぜひフォローお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?