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【5/28 #日めくりクラシック音楽 】今日はイタリアの作曲家ルイジ・ボッケリーニの命日(1805年):チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1805年5月28日が命日であるイタリアの作曲家ルイジ・ボッケリーニのチェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482をご紹介します。

ルイジ・ボッケリーニとは?

ルイジ・ボッケリーニ(Ridolfo Luigi Boccherini, 1743年2月19日 - 1805年5月28日)は、イタリア・ルッカ生まれの作曲家、チェロ奏者。

当時弦楽器が盛んだったイタリアのルッカに5人兄弟の3番目として生まれる。(ルッカは後にプッチーニの生誕地としても有名)。父レオポルドは町楽師のチェロ・コントラバス奏者だった。

父や、ルッカ大聖堂楽長のドメニコ・フランチェスコ・ヴァンヌッチらからチェロを学び、13歳でデビューを果たした。その後ローマでも研鑽を積み、20歳前半には父と共にウィーンの宮廷に勤め高い評価を得る。

父が亡くなった後はヴァイオリン奏者のフィリッポ・マンフレーディと組み、ヨーロッパ中で華々しく演奏活動を行う。1768年には演奏会の本場パリのコンセール・スピリチュエルで成功を収めるなど、名声を極めるが、1769年スペインの宮廷に招かれドン・ルイス皇子付き奏者兼作曲家となり、マドリードで後半生を送った。

同時代のハイドン、モーツァルトに比して現在では作曲家としては隠れた存在であるが、存命中はチェロ演奏家として名高く、チェロ協奏曲、チェロソナタに加え、弦楽四重奏曲を90曲以上、弦楽四重奏にチェロを1本加えた弦楽五重奏曲を100曲以上作曲し、自身で演奏も行った。

その中でも弦楽五重奏曲ホ長調G275の第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」として有名である。

その作風はハイドンに似ていながら優美で時に憂いを含むものであり、ヴァイオリニストのジュゼッペ・プッポからはハイドン夫人と呼ばれた。

台本作家のジョヴァンニ・ガストーネ・ボッケリーニは兄。

ルイジ・ボッケリーニ:チェロ協奏曲 第9番 変ロ長調 G.482

ボッケリーニはチェロ協奏曲を13曲残している(番号付きは12曲、そのうち1曲は番号なしで偽作)。

チェロ協奏曲第9番は1770年頃か1785年頃に作曲されたとみられているが、未だに不明である。また1895年にドイツのチェリストフリードリヒ・W・グリュッツマッハーが校訂・編曲し、校訂版が出てから広く知られるようになった。

最も20世紀に半ばに行なわれたボッケリーニの自筆譜検証によって、第9番は異なる作品の楽章や断片を用いた「グリュッツマッハーの編曲作品」と認定された。編曲が巧みなため、特に「グリュッツマッハー編」と併記され、ボッケリーニの作品の中で最も演奏頻度の多い作品となっている。またチェロ協奏曲第7番もグリュッツマッハーが編曲し、第9番とともに広く知られている。

また第9番は2種類の版があり、従来の版では第2楽章が他の協奏曲の転用だったが、1948年に原譜が発見されて以来、今日では原譜に従って演奏されることが多い。

それでは、今日はこの辺で🎶

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