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【6/17 #日めくりクラシック音楽 】今日はフランスの作曲家シャルル・グノーの誕生日(1818年)~アヴェ・マリア~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1818年6月17日が誕生日である、フランスの作曲家シャルル・グノーの代表作、アヴェ・マリアをご紹介します。

シャルル・グノーとは?

シャルル・フランソワ・グノー(1818-1893)はフランスの作曲家。フランス・ロマン派オペラの代表的作曲家。

パリに生まれ,幼少よりピアノ奏者の母に音楽の手ほどきを受ける。

1836年パリ音楽院に入学。パエール、ル・シュール、アレヴィなどに師事。39年にローマ大賞を得てローマに3年間留学。同地でパレストリーナの教会音楽やJ.S.バッハらのドイツ音楽に開眼する。

43年に帰国後しばらくは教会の合唱長、オルガン奏者を務める一方,聖職者を志して神学を学び,宗教音楽に打ち込んだ。

57年には喜歌劇《いやいやながら医者にされ》、59年に《ファウスト》(改訂1869年)、64年に《ロミオとジュリエット》で成功。

一時期ロンドンで活動ののち,晩年は再び宗教音楽に専心し,オラトリオ《贖罪》(1882年),《死と生》(1885年)などを完成した。

ベルリオーズが切り開いたフランス近代音楽の継承者として,その節度ある音楽美学は、マスネ、サン=サーンス、ビゼーなどのフランスの作曲家に影響を与えた。

80年には「レジョン・ドヌール勲章」を授与される。93年に「レクイエム」を作曲中、脳卒中で急死した。

バチカンの実質的な国歌である『賛歌と教皇の行進曲』を作曲したことでも知られている。「フランス近代歌曲の父」とも呼ばれ、美しい旋律、色彩感に満ちたハーモニーを伴った優雅でやさしい音楽は今日も広く愛されている。

ほかに,《聖セシールの荘厳ミサ曲》(1855年),2曲の交響曲(1855年,1856年),遺作《レクエイム》(1893年)などが知られる。

シャルル・グノー:オペラ《ファウスト》

1859年にシャルル・グノーがヨハン・ゼバスティアン・バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲 第1番 ハ長調 BWV 846」を伴奏に、ラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を歌詞に用いて完成させた声楽曲である。

アヴェ・マリアは、ラテン語で直訳すると「こんにちは、マリア」または「おめでとう、マリア」を意味する言葉。転じて、この一文に始まるカトリック教会の聖母マリアへの祈祷を指す。

シューベルトやカッチーニの作品と並んで「世界三大アヴェ・マリア」と称されるこの作品。チェロやヴァイオリンとピアノのための二重奏曲として編曲されて演奏されている。

なお、グノーの引用した伴奏譜は、厳密には前奏曲1番の22小節目の後に1小節新しい音形を挿入したものである。この1小節は、バッハより80年ほど下の世代の作曲家クリスティアン・フリードリヒ・ゴットリープ・シュヴェンケが挿入したものである。

グノー関連記事:3/19 シャルル・グノー:オペラ《ファウスト》 初演日(1859年)

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