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【6/9 #日めくりクラシック音楽 】今日はデンマークの作曲家カール・ニールセンの誕生日(1865年)~交響曲第4番~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1865年6月9日が誕生日である、デンマークの作曲家カール・ニールセンの代表曲、交響曲第4番 作品29, FS 76をご紹介します。

カール・ニールセンとは?

カール・ニールセン(1865年6月9日 - 1931年10月3日)は、デンマークの作曲家。デンマークでは最も有名な作曲家であり、同国のみならず北欧を代表する作曲家として知られている。

フューン島オーゼンセ近くに生まれ,父からヴァイオリンとコルネットの手ほどきを受け、1879年-83年軍楽隊のホルン奏者を務める。

1884年−1886年コペンハーゲン王立音楽院で、ヴァイオリンをトフテ、理論をハルマン、音楽史をガーゼに師事。

初期にはガーゼやブラームスの影響を強く受けた。1889年-86年スヴィルソンが指揮する王立管弦楽団第2ヴァイオリン奏者。その間1890年-91年ベルリン・パリ・イタリアに旅行。

1901年作曲家として国家の援助を受ける。1908年スヴィンソンの後任として王立劇場楽に就任。この間,《交響曲第2番・四つの気質》(1901年−1902年),《交響曲第3番・広がりの交響曲》(1910年−1911年)などを発表し,交響曲作家としての地歩を固める。

その後も同年生れのシベリウスと同様,同時代のヨーロッパの思潮からは距離をおき,〈調性〉の可能性を極限までつきつめた独自の作品が書き継がれていく。

1915年からコペンハーゲン音楽院で指導し,1931年には同院院長に就任。また1915年-27年には音楽協会の指揮者も務めた。

《交響曲第4番・不滅》(1914年−1916年),《交響曲第5番》(1921年−1922年)が広く知られるほか,《パンとシリンクス》(1917年−1918年)などの管弦楽作品,バイオリン,フルート,クラリネットの各協奏曲(1911年,1926年−1927年,1928年),四つの弦楽四重奏曲(1888年−1919年),数多くの歌曲などがある。

デンマークでは2006年に文化省が国の最も偉大な音楽12曲を選定した際に、ニールセンの作品から3曲(『仮面舞踏会』、交響曲第4番、そして2つのデンマークの歌)が選ばれて彼の名声は折り紙付きのものとなった。

彼が残した大衆向けの歌曲や合唱曲はデンマークの学校や家庭などに広く普及し、今日でも歌われている。デンマークの100クローネ紙幣には長年にわたり彼の肖像画が描かれていた。

カール・ニールセン:交響曲第4番 作品29, FS 76

交響曲第4番 作品29, FS 76 は、カール・ニールセンが1914年から1916年にかけ作曲した交響曲である。作曲者自身によって『不滅』(または滅ぼし得ざるもの)という副題が与えられている。

第一次世界大戦中に書かれたこの曲は、数ある交響曲の中でも演奏頻度で最上位に位置する。終楽章では舞台の端と端に置かれた2つのティンパニが一種の音楽的戦いを演じる。ニールセンはこの交響曲を「生の力、生きんとする消すことのできぬ意志」と表現した。

ニールセンの交響曲は、この第4番以降の作品において多調性を採用しており、『交響曲第6番』までの3つの交響曲については基本となる調が記されていない。これは古典的な交響曲のような、基本となる調を設定し、他の調との対比により構成する、という概念を排す意図からである。

1916年2月1日、コペンハーゲンにて作曲者ニールセンの指揮により行われた。

それでは、今日はこの辺で🎶

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