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【4/29 #日めくりクラシック音楽 】今日はドヴォルジャークのヴァイオリン協奏曲の初演ソリストでチェコのヴァイオリニスト、フランティシェク・オンドジーチェクの誕生日(1857年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1857年4月29日に誕生日を迎えた、チェコのヴァイオリニスト、フランティシェク・オンドジーチェクが初演ソリストを務めたアントン・ドヴォルジャークの「ヴァイオリン協奏曲 イ短調」をご紹介します。

フランティシェク・オンドジーチェクとは?

フランティシェク・オンドジーチェク(1857– 1922)はチェコのヴァイオリニスト・作曲家。1891年には音楽界への功労が認められてロイヤル・フィルハーモニック協会から名誉会友に選ばれた。

父親はヴァイオリニストで指揮者のヤン・オンジーチェクである。プラハ音楽院に学び、その後はヘンリク・ヴィエニャフスキの支援を得てパリ音楽院に2年間留学し、首席となった。

ドヴォルジャークの『ヴァイオリン協奏曲 イ短調』作品53が1883年10月14日にプラハで初演された際に独奏者を受け持ち、同年12月2日のウィーン初演でもヴァイオリン独奏を担当した。

1880年代後半にウィーンに定住して教鞭を執った。1909年にはヴァイオリン奏法に関する専門技術的な論文を発表している。第1次世界大戦後にプラハに戻り、プラハ音楽院でヴァイオリンのマスタークラスを主宰した。

高い評価を得たヴァイオリン奏者であるとともに、作曲家としても活動し、ヴァイオリンとピアノのための『ボヘミア舞曲集』作品3(1891年)や『ボヘミア狂詩曲』作品21のほか、『弦楽四重奏曲』作品22(1907年)などの作品を残した。

いくつかのヴァイオリン協奏曲のためにカデンツァを遺しており、とりわけモーツァルトの協奏曲やブラームスの協奏曲のための実例が知られている。

アントン・ドヴォルジャーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調

1879年の作品で、ドヴォルジャークの唯一のヴァイオリン協奏曲である。

ドヴォルジャークは前年の1878年にヨーゼフ・ヨアヒムと出逢い、協奏曲の作曲を思い立つ。

この曲は1879年に第1稿がヨアヒムに送られ、独奏パートと楽器法について彼からアドバイスを受けて1880年に第2稿を完成させる。

その後1882年に大幅な改訂が行われ、ヨアヒムのヴァイオリン演奏によりベルリンでリハーサルされた。いわゆる「スラヴ時代」に書かれた作品はヨアヒムに献呈されたが、なぜか初演されることはなかった。

初演は1883年にプラハにおいて、チェコの高名なヴァイオリニスト、フランティシェク・オンドジーチェクの独奏によって実現した。オンジーチェクは、ウィーン初演(リヒター指揮・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団)でもソリストをつとめている。

それでは、今日はこの辺で🎶

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