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【6/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はスイスの作曲家ヨアヒム・ラフの命日(1882年):交響曲第5番「レノーレ」

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1882年6月24日が命日であるスイスの作曲家ヨアヒム・ラフの代表作、交響曲第5番「レノーレ」をご紹介します。

ヨアヒム・ラフとは?

ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822年5月27日 - 1882年6月24日/25日)は、スイス及びドイツの作曲家、ピアニスト。

スイス・チューリッヒ湖畔の小さな町ラッヘンで生まれた。学校の教師をしながら、日曜コンサートなどに出演していたが、1845年、バーゼルにやってきたリストのコンサートを聞き、そのままリストの演奏旅行についてドイツへ行く。ドイツではメンデルスゾーンや生涯の友となったハンス・フォン・ビューロー等と知り合うが、一時スイスへ戻る。

1849年、ラフはヴァイマルのリストの助手として雇われドイツに移った。リストの少なからぬ作品のオーケストレーションを手がけるなどしてその力量を証明したラフは、1851年に歌劇「アルフレート王」を完成させてワイマールで発表する。しかし、この作品は一定の評価を得るも成功とまではいえない程度だった。

1856年にリストの元から独立し、ヴィースバーデンに移ったラフは、1857年にピアノと管弦楽のための「春への頌歌」を完成させ、友人のビューローの独奏によって初演される。これが成功し、作曲家としての足がかりを得た。1859年ヴィースバーデンで結婚。この年発表したヴァイオリンとピアノのための6つの小品の中の「カヴァティーナ」が人気となる。

この翌年、交響曲第1番「祖国に寄す」が完成し、ウィーン楽友協会の主催するコンクールで第一位をとる。ラフ41歳の時のことである。作曲家としてはいささか遅咲きであったが、彼はこの後全部で11曲の交響曲をはじめ、室内楽、歌劇と膨大な作品を残した。

1877年にフランクフルトのホッホ音楽院の院長に招かれる。そこで彼はクララ・シューマンを招聘するなど音楽院の水準を著しく向上させたが、そのために作曲の筆はいささか鈍ることとなった。

著名な弟子にはエドワード・マクダウェルやラッザロ・ウツィエッリなどがいる。1882年に同地で死去した。

ヨアヒム・ラフ:交響曲第5番「レノーレ」

リストやヴォルフなど、ロマン派の作曲家たちに度々とりあげられた詩人ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーの三十年戦争を題材にしたバラード『レノーレ』に基づいて作曲された。

この作品の標題について、ラフは次のように説明している。「二人の恋人の幸福は、しかし戦争によって引き裂かれる。男が仲間と共に戦場に向かわねばならない時が来て、レノーレは一人残される。孤独のなか、凶事の予感が彼女をとらえる。彼女は熱に浮かされ、幻影は彼女を死へと導く」。

作曲は1870年から1872年にかけて行われ、1872年12月13日にゾンダースハウゼンで私的に演奏された後、1873年10月29日にベンヤミン・ビルゼの指揮で、ベルリンのコンツェルトハウスで公開初演された。

初演は成功を収め、ドイツ各地で、また国外でも繰り返し演奏されるようになり、現在においてもラフの代表作のひとつとされている。エベニザー・プラウトは、イギリス初演について「作品の巻き起こしたセンセーションを、同席した人々が忘れることはないだろう」と述べている。

それでは、今日はこの辺で🎶

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