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【3/28 #日めくりクラシック音楽 】今日はロシアの作曲家ムソルグスキーの命日(1881年)~組曲「展覧会の絵」~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1881年3月28日に命日を迎えたロシアの作曲家モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキーの代表作、組曲「展覧会の絵」をご紹介します。

モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキーとは?

モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー(1839-1881)は、ロシアの作曲家。ロシア西部の村で地主の子に生まれ,母にピアノを学ぶ。

作曲はまったくの独習のまま,少年時代から習作を書いた。ペテルブルグの近衛士官学校を卒業後軍隊に入る。このころボロディン,ダルゴムイシスキー,キュイ,バラキレフらを知り,作曲を初めてバラキレフに学び,ロシア国民楽派(五人組)の活動に参加。

1858年退役し作曲に専念,2年後には作曲家としてデビューするが,農奴解放後の1863年から生活のため官吏となる。1865年の母の死後は,ひどい飲酒癖から健康を害しながらも作曲を続け,ピアノ曲,交響曲,オペラ,歌曲などを作曲。

ロシア固有の旋法や大胆な和声,変則的なリズムを豊富に使った独自なスタイルは,ヤナーチェク,ドビュッシー,ショスタコービチらに高く評価され,近代音楽の作風に大きな影響を与えた。

主作品はオペラ《ボリス・ゴドゥノフ》(1874年)、ピアノ組曲『展覧会の絵』 (1874) のほか,交響詩『はげ山の一夜』 (1867) ,歌曲集『子供部屋』 (1868) など。

モデスト・ペトローヴィチ・ムソルグスキー組曲「展覧会の絵」

『展覧会の絵』はムソルグスキーが、友人であったヴィクトル・ハルトマンの遺作展を歩きながら、そこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立てたものである。

当初ピアノ組曲として1874年に作曲されたほか、様々な作曲家により編曲されたことでも有名で、特にラヴェルによる管弦楽編曲版が現代でも演奏される機会が多い。

ロシアにとどまらずフランス、ローマ、ポーランドなどさまざまな国の風物が描かれている。

また、これらの10枚の絵がただ無秩序に並ぶのではなく、「プロムナード」という短い前奏曲あるいは間奏曲が5回繰り返して挿入されるのが特徴的で、この「プロムナード」は展覧会の巡回者、すなわちムソルグスキー自身の歩く姿を表現しているといわれる。

「プロムナード」、「古城」、「卵の殻をつけた雛のバレエ」、「ビドロ」、「鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー」、「キエフの大門」など覚えやすいメロディーと緩急自在の構成から、ムソルグスキーの作品の中でももっとも知られた作品の一つである。

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」(ラヴェル管弦楽編曲版)

ラヴェルは「管弦楽の魔術師」という異名をとるほどの管弦楽法の大家であった。ラヴェルの管弦楽法は繊細・合理的であり、模範的な管弦楽法とされている。

ラヴェルは編曲にも秀で、自作のピアノ曲を管弦楽曲に編曲したほか、他作曲家の楽曲の編曲者としても知られ、ムソルグスキーのピアノ組曲『展覧会の絵』を管弦楽曲に編曲したものは実力が遺憾なく発揮されている。

それでは、今日はこの辺で🎶

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