見出し画像

【4/9 #日めくりクラシック音楽 】今日はスペインの作曲家ファリャ:交響的印象《スペインの庭の夜》 初演日(1916年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1916年4月9日に初演日を迎えたスペインの作曲家マヌエル・デ・ファリャ交響的印象《スペインの庭の夜》をご紹介します。

マヌエル・デ・ファリャとは?

マヌエル・デ・ファリャ・イ・マテウ(1876-1946)は、スペインの作曲家。スペイン南部の港町カディスに生まれ母にピアノを学ぶ。20歳でマドリードへ出て作曲家ペドレルらに師事,またトゥリーナを知り生涯深交を結んだ。

1905年,オペラ《はかなき人生》でマドリード音楽院主催の作曲コンクール1等賞を得て注目を浴び,1907年−1914年パリに出てデュカース,アルベニス,ドビュッシー,ラベル,ストラビンスキーらを知る。

帰国後,ピアノと管弦楽のための《スペインの庭の夜》(1911年−1915年),2つのバレエ音楽《恋は魔術師》(1915年),ディアギレフの依頼による《三角帽子》(1918年−1919年)を相次いで発表し,躍動感みなぎる独創的な音楽語法で国際的名声を確立。

1920年からはグラナダ近郊に居をすえ,ガルシア・ロルカやセゴビアと親交を深めた。その後はより簡潔な書法に向かい,人形劇オペラ《ペドロ親方の人形芝居》(1919年−1922年),ランドフスカに献呈された《ハープシコード協奏曲》(1923年−1926年)が誕生。

スペイン内乱勃発後の1939年アルゼンチンへ渡り,最後の20年間を捧げた大作,舞台カンタータ《アトランティダ》を未完のまま世を去った(弟子のE.アルフテルが補筆・完成し,1962年初演)。ほかに歌曲《7つのスペイン民謡》(1914年),ルビンステインに献呈されたピアノ曲《バエティカ幻想曲》(1919年)などがある。

マヌエル・デ・ファリャ交響的印象《スペインの庭の夜》

ファリャが作曲した独奏ピアノと管弦楽のための作品。演奏形態としてはピアノ協奏曲に準じ、またジャンルとしては交響詩に分類されることもある。

パリ滞在中の1909年に、親交があった同国人のピアニスト、リカルド・ビニェスに献呈するためのピアノ独奏曲《3つの夜想曲》として作曲が始められたが、ビニェスの示唆により、独奏ピアノと管弦楽のための楽曲に書き換えられた。完成したのはスペイン帰国後の1915年であり、作品はビニェスに献呈された。

パリ滞在中に作曲が進められたこともあって、ファリャの印象主義的な作風が示された作品となっており、気だるさと躍動感を併せ持つ曲想は、ドビュッシーの《夜想曲》やラヴェルの《スペイン狂詩曲》の影響を伺わせる。

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトを始めました。

画像1

このプロジェクトは東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。

「#なごクラ」プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間~1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイートしていきます。

聴きに行くコンサートの計画を立てるのにご活用ください。またクラシック音楽演奏会の主催者やホール、演奏家など関係者の皆様からも情報を募集しています。掲載ご希望の方は名古屋クラシック音楽堂のTwitterのDMでご一報ください。

名古屋クラシック音楽堂はTwitterもやっております。

画像2

2020年4月からリニューアルした名古屋クラシック音楽堂のTwitterでは、毎日クラシック音楽に関するニュースや、演奏会・ライブ配信などの情報をシェアしています。ぜひフォローお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?