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【2/20 #日めくりクラシック音楽 】今日はチャイコフスキー:バレエ音楽《白鳥の湖》初演日(1877年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1877年2月20日に初演日を迎えたロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽《白鳥の湖》をご紹介します。

ピョートル・チャイコフスキーとは?

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)は、ロシアの作曲家。叙情的で流麗・メランコリックな旋律や、絢爛豪華なオーケストレーションなどの要因で人気の作曲家となっている。またリズムの天才とも言われる。曲想はメルヘンチックであり、ロマン濃厚な表情が見られる。

サンクトペテルブルグの法律学校に学び,法務省に就職したが,1862年ロシア音楽協会の音楽教室 (のちに音楽院) に入り,アントン・G.ルビンシテインらに師事し,ヨーロッパ音楽の伝統的手法を学んだ。

卒業後モスクワ音楽院で教鞭をとりながら,国民楽派的傾向の作品を書いた。

1875年『ピアノ協奏曲第1番』を作曲,その後バレエ音楽『白鳥の湖』,オペラ『エブゲーニー・オネーギン』などを発表。

ナジェジダ・フォン・メックの資金援助を受け,ヨーロッパ各地に旅行,『イタリア奇想曲』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』を完成。1893年『交響曲第6番』を初演,その 1週間後にコレラに罹患して他界した。のちに『交響曲第6番』は『悲愴』と名づけられた。

ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽《白鳥の湖》

『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』とともにチャイコフスキーの三大バレエと呼ばれる。

魔法により白鳥に変えられたオデット姫と、夜だけ人の姿に戻る姫に恋をしたジークフリート王子をめぐる物語。最後の場面では、共に死を選ぶ悲劇的結末や呪いが解けて結婚する幸福な結末など、様々な演出がある。

台本ウラジーミル・ベギチェフ,ワシリー・ゲルツァー。音楽ピョートル・チャイコフスキー。振り付けベンツェル・ライジンガー。

 1877年モスクワのボリショイ劇場で初演。初演は失敗に終わり,その後も数回改訂されて上演されたが,作曲者存命中にはまったく認められなかった。 

1895年マリウス・プティパとレイ・イワーノフの共同振り付けによって初めて称賛を得,名作として知られるようになった。

管弦楽版:ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽《白鳥の湖》

チャイコフスキー本人が、1882年に「(バレエ音楽《白鳥の湖》で使用した曲の中から)出来が良いものと考えた曲を選んで組曲を作る」という意思を楽譜出版社のユルゲンソン宛の手紙で表明していたが、その中では具体的な曲を挙げることはしていない。

演奏会用組曲としてしばしば演奏される曲目についてはチャイコフスキー没後の1900年にユルゲンソンが

①情景〔第2幕〕
②ワルツ〔第1幕〕
③四羽の白鳥の踊り〔第2幕〕
④王子とオデットのグラン・アダージョ〔第2幕〕
⑤ハンガリーの踊り(チャールダーシュ)〔第3幕〕
⑥終曲〔第4幕〕

としたものが演奏されることが多い。その他、下記の主要曲で演奏されることもある。

①序奏
②ワルツ〔第1幕〕
③情景〔第2幕〕
④四羽の白鳥の踊り〔第2幕〕
⑤王子とオデットのグラン・アダージョ〔第2幕〕
⑥ハンガリーの踊り(チャールダーシュ)〔第3幕〕
⑦ナポリの踊り〔第3幕〕
⑧スペインの踊り〔第3幕〕
⑨終曲〔第4幕〕

特にハープの短い序奏のあと、オーボエがソロで主旋律を吹く「情景」(第2幕・第10曲、第14曲)が、本作品を代表する曲として知られている。

ランゲリ編曲によるピアノ連弾版:ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽《白鳥の湖》

「白鳥の湖」 Op.20より [情景 / 四羽の白鳥の踊り / パ・ド・ドゥ (グラン・アダージョ)] by 児玉麻里 & 児玉桃 (ピアノ・デュオ)

ドビュッシー編曲によるピアノ連弾版:ピョートル・チャイコフスキーバレエ音楽《白鳥の湖》

「白鳥の湖」 Op.20より [ロシアの踊り / スペインの踊り / ナポリの踊り] by 児玉麻里 & 児玉桃 (ピアノ・デュオ)

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトを始めました。

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このプロジェクトは東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。

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2021年1月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ
2021年2月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ2
(※当初、月別に探せるようにと思って分けましたが、検索一覧性が悪いので、#なごクラ に一元化します。)

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