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【4/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家マックス・ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」初演日(1866年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 では、1866年4月24日に初演日を迎えた、ドイツの作曲家、マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26」をご紹介します。

マックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフとは?

マックス・ブルッフは、教師で有名な歌手であった母親から教育を受け、早くから作曲に才能を示しました。

生地ケルンなどで作曲と音楽理論をヒラーに、ピアノをライネッケに学んだのち、コブレンツの音楽監督などドイツ各地やリバプールで要職を歴任し、1891年からベルリン芸術アカデミーで教授・作曲部長となり後進の教育に尽力しました。

メンデルスゾーンやブラームスの影響を受け、旋律の豊かさとさまざまな国の民俗的素材を取り入れた叙事詩的表現が特徴です。

三つの交響曲、室内楽曲、カンタータ、オラトリオ、オペラなど多ジャンルに作品を残します。

また『美しきエレン』『オデュッセウス』『鐘の歌』などを発表し、世俗合唱曲の第一人者として名声を得ました。

今日よく知られているの、カンタータ『美しいエレン』、3曲のバイオリン協奏曲、チェロと管弦楽のための『コル・ニドライ』などです。

マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26

演奏:フランクフルト放送交響楽団
指揮者:アンドレス・オロスコ=エストラーダ
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン

ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26は、マックス・ブルッフの作曲した最初のヴァイオリン協奏曲。ブルッフの代表作で、数あるヴァイオリン協奏曲の中でも広く愛好される作品の一つです。

この曲は2つの版があり、2回の初演があります。1回目の初演は、1866年4月24日。コブレンツにおいてオットー・フォン・ケーニヒスロウの独奏、作曲者指揮によるものでした。

この初演は好評だったのですがブルッフは満足せず、友人でヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムに助言を求めて大規模な改訂を進めました。

改訂は1868年年頭まで続き、ブルッフの誕生日の前日である1月5日にブレーメンにおいてヨアヒムの独奏、カール・マルティン・ラインターラーの指揮によって現行の形での初演が行われました。

この初演も大きな成功をおさめ、その後数々の著名なヴァイオリニストのレパートリーに組み込まれるようになり、各地で人気を博しました。

現在においてもブルッフの作品の中で特によく演奏されますが、当時から「ト短調」ばかり話題になることに、ブルッフ自身は苦々しく思うこともあったそうです。

それでは、今日はこの辺で🎶

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