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【1/23 #日めくりクラシック音楽 】今日はサミュエル・バーバーの命日(1981年)~弦楽のためのアダージョ~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1981年1月23日に命日を迎えたアメリカの作曲家サミュエル・バーバーの代表曲「弦楽のためのアダージョ」をご紹介します。

サミュエル・バーバーとは?

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サミュエル・バーバー(1910-1981)は、フィラデルフィアのカーティス音楽学校に学び、《チェロ・ソナタ》(1932年)でアメリカ・ローマ大賞を受賞。

ローマ滞在中に作曲した《1楽章の交響曲》《弦楽四重奏曲ロ短調》(ともに1936年)が出世作となる。

作風はロマン的で、20世紀アメリカ作曲界におけるロマン派の代表的作曲家と目されている。

後者の第2楽章を弦楽合奏用に編曲した《弦楽のためのアダージョ》(1937年)はトスカニーニによって初演され、その哀感に満ちた旋律でバーバーの作品中最もポピュラーとなった。

旋律性を重んじた手堅い作風で知られ、代表作に《バイオリン協奏曲》(1939年)、M.グレアムのバレエ団のために書かれたバレエ音楽《メディア》(1946年,組曲版1947年。エウリピデス原作)、ホロビッツに献呈された《ピアノ・ソナタ変ホ短調》(1949年)、親友メノッティの台本によるオペラ《バネッサ》(1957年,改訂1964年)などがある。

サミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」

※チェロ・デュオ〈2CELLOS〉のステファン・ハウザー(チェロ奏者)

自身が作曲した『弦楽四重奏曲 ロ短調 作品11』の第2楽章を弦楽合奏用に編曲したものであり、また『アニュス・デイ』という無伴奏混声合唱曲にも編曲された。

バーバー作曲『弦楽四重奏曲 ロ短調 作品11』

バーバー作曲『アニュス・デイ』

アメリカでは、この曲が有名になったのは、ジョン・F・ケネディの葬儀で使用されてからである。そのため個人の訃報や葬送、惨事の慰霊祭などで定番曲として使われるようになったが、バーバー自身は生前「葬式のために作った曲ではない」と不満を述べていた。

その後、ベトナム戦争を描いたオリバー・ストーンの代表作「プラトーン」のエンディングで使われたことが印象に残っている方も多いと思います。

アメリカ同時多発テロ1年後の慰霊祭や、東日本大震災後の、仙台フィルハーモニー管弦楽団による復興コンサートでも演奏されている。

それでは、今日はこの辺で🎶

「#なごクラ」という東海4県のクラシック音楽演奏会をご紹介&徹底応援するプロジェクトを始めました。

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このプロジェクトは東海4県(愛知・岐阜・三重・静岡)で開催されるクラシック音楽の演奏会・コンサート・リサイタル・講演会などをひたすらご紹介するというもの。

プロジェクトの詳細は、note記事にまとめました。

まずは、名古屋クラシック音楽堂のTwitterにて、だいたい2週間~1カ月先のクラシック音楽演奏会の情報を、ハッシュタグ #なごクラ を付けてツイートしていきます。

2021年1月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ
2021年2月のクラシック音楽演奏会の情報は、#なごクラ2
(※当初、月別に探せるようにと思って分けましたが、検索一覧性が悪いので、#なごクラ に一元化します。)

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