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【3/24 #日めくりクラシック音楽 】今日はイギリスの作曲家ブリテン:戦争レクイエム 初演日(1941年)

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1841年3月30日に初演日を迎えたイギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテン「戦争レクイエム」をご紹介します。

エドワード・ベンジャミン・ブリテンとは?

エドワード・ベンジャミン・ブリテン(1913年11月22日 - 1976年12月4日 )は、イギリスの作曲家・指揮者・ピアニスト・男爵。

12歳で フランク.ブリッジの弟子となり,1930~33年ロンドン王立音楽学校で、ジョン・アイアランド(作曲法)とアーサー・ベンジャミン(ピアノ)にそれぞれ師事した。

卒業前年に父の死もあり、イギリス郵政局映画部に入社し、翌年まで勤務した。映画のための伴奏音楽を作曲する仕事をした。

1937年に『フランク・ブリッジの主題による変奏曲』を作曲し、同年のザルツブルク音楽祭でボイド・ニール合奏団によって初演され、国際的な名声を得るとともに出世作となった。

1939年、4月のドイツのポーランド不可侵条約の破棄や第二次世界大戦の勃発に伴うイギリスの参戦など当時の世界情勢に危機感を抱いたブリテンは、これを避けるため(兵役拒否の意味合いとして)渡米。

1940年に日本政府の企画する皇紀2600年奉祝曲としてイギリス文化振興会から作品委嘱を受け、『シンフォニア・ダ・レクイエム』(作品20)を作曲する。しかし「レクイエム」が「奉祝」に相応しくないとして日本政府が拒否し、演奏されることはなかった。

オペラ『ピーター・グライムズ』はセルゲイ・クーセヴィツキーの勧めで着手され、1945年の初演では大きな反響を呼び、パーセル以来の本格的なイギリス・オペラの再興とまで謳われた。

戦後のブリテンは創作力に恵まれ、かつ最も充実した時期でもあった。ヘンリー・パーセルの『アブデラザール』の音楽を主題に用いた『青少年のための管弦楽入門』(作品34、1946年)やオペラ『アルバート・ヘリング』(作品39、1946年-1947年)、『春の交響曲』(作品44、1949年)など一連の作品が作曲されたのもこの時期にあたる。

1960年から1961年にかけて作曲された『戦争レクイエム』(作品66)は、空襲で破壊されたコヴェントリー大聖堂の再建の献堂式のために書かれたもので、1962年に初演された。

ベンジャミン・ブリテン:戦争レクイエム

ブリテンが1962年に発表した管弦楽付き合唱作品。第二次世界大戦で破壊された聖マイケル大聖堂(コヴェントリー大聖堂)の再建を祝う献堂式のための楽曲を委嘱され、このことが作曲のきっかけとなった。

テクストにはラテン語によるカトリックの典礼文と、第一次世界大戦に従軍し25歳の若さで戦死したイギリスの詩人ウィルフレッド・オーウェン(1893年~1918年)による英語の詩が使われている。

第二次世界大戦における全ての国の犠牲者を追悼するとともに、戦争の不合理さを告発し世界の平和を願う作品となっている。

オーウェンは、第一次世界大戦に従軍して戦争の現実を目の当たりにし、殺し殺される運命にある兵士の苦悩や自己の内面の葛藤を表現した詩人である。

それでは、今日はこの辺で🎶

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