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【4/14 #日めくりクラシック音楽 】今日はドイツの作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの命日(1759年)~組曲「水上の音楽」~

こんにちは、名古屋クラシック音楽堂(@nagoyaclassicca)です。今日の #日めくりクラシック音楽 でご紹介するのは、1759年4月14日に命日を迎えたドイツ出身でのちにイギリスに帰化した作曲家ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの代表作である、組曲「水上の音楽」をご紹介します。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルとは?

バッハとともにドイツのバロック音楽を代表する作曲家。のち英国籍を得てジョージ・フレデリック・ハンドルと名のる。

中部ドイツのハレに生まれ、同地のオルガン奏者ツァハウの薫陶を受ける。ハレ大聖堂で見習オルガン奏者を務めたのち1703年にハンブルクに赴き、オペラ劇場のバイオリン奏者などを務める

一方オペラ作曲家としてもデビュー。1706年−1710年イタリア各地で活躍し、イタリア・オペラの諸様式を学んだ。

1710年ハノーファーの宮廷楽長を経てロンドンに渡り、イタリア語によるオペラ《リナルド》(1711年)で成功。英国での地歩を固め、自らヨーロッパ各地を興行、劇場運営も行った。

パーセルの早世(1695年)以来沈滞期にあった英国音楽界に、以後その存在は絶大な影響力を広げることになる。

また1714年主君のハノーファー選帝侯がジョージ1世として英国国王になって以来、王室とも関係を保った。

1741年ダブリンで4週間で書き上げたオラトリオ《メサイア》(1742年初演)が成功後は英語によるオラトリオを多数発表した。1751年ころから眼を病み、1753年失明。

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:組曲「水上の音楽」

弦楽合奏とオーボエ、ホルン、トランペット、フルート、リコーダーなどからなる管弦楽編成。フランス風序曲形式による序曲と、舞曲形式を主とする小曲数曲の楽章からなり、管弦楽組曲のジャンルに属する。今日ではヘンデルの代表的な管弦楽作品の一つとして知られる。

ヘンデルは、1710年にドイツのハノーファー選帝侯の宮廷楽長に就いていたが、1712年以降、帰国命令に従わず外遊先のロンドンに定住していた。ところが、1714年にそのハノーファー選帝侯がイギリス王ジョージ1世として迎えられることになる。

そこでヘンデルが王との和解を図るため、1715年のテムズ川での王の舟遊びの際にこの曲を演奏した、というエピソードが有名であるが、最近の研究では事実ではないと考えられている。

しかし現在確実とされているのは、1717年の舟遊びの際の演奏であり、往復の間に3度も演奏させたという記録が残っている。後、1736年にプリンス・オブ・ウェールズの妃に決まったオーガスタを迎えるための舟遊びが催され、そこでも『水上の音楽』が演奏されているが、この曲は1717年の曲とは別のものであったらしい。

現行の『水上の音楽』は、これらの舟遊びに関係して数度に分けて作曲、演奏されたものと今日では考えられている。

それでは、今日はこの辺で🎶

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