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【名大URA通信】vol.24「国際共同研究契約もお任せください!」

[1]【URAコラム】国際共同研究契約もお任せください!

堀 友彌(ほり・ともや):大阪生まれ奈良育ち。高校を卒業後、海の生き物に憧れハワイ大学ヒロ校へ留学。京都大学大学院で生物圏情報学研究に従事し、2020年10月、本学URAとして着任。「この世にあるものは自分で作れる」がモットーで、DIYや料理が趣味。ハワイ未販売の「カントリーマアム」の食感と味を自作「白あん」で再現するなど、ハワイの友人には作る系スイーツ男子として重宝された。

堀 友彌・URA

―堀さんは産学協創・国際戦略部門の国際戦略ユニット所属ですね。どんな仕事をしているんですか?

―(堀)主に2つの業務を担当しています。1つは海外企業との共同研究支援です。国際戦略ユニットは本学のアメリカ拠点「NU Tech」駐在のURAを含む3名のチームで、私は唯一の日本側URAとして海外企業と本学の先生とをつなぎ、国際共同研究の契約を結ぶ支援などをしています。

―国際的な契約を結ぶのは、難しそうなイメージです。

―(堀)はい。実は昨年度、NU Techが仲介した初めての国際共同研究契約が実現したのですが、名大には英語版の共同研究契約書の「ひな形」がなく、「参考例」しかなかったんです。

―それは意外! 

―(堀)ですよね! なので、産連知財部やOI室、法務室にお力添えいただいて英語版契約書類の配備を進めました。すべてが初めてで時間もかかりましたが、国際共同研究契約の手続きフローを明確化して作り上げたことが自信になりました。「海外との共同研究契約については堀に聞けばいいよ」と言ってもらえるスタートラインには立てたかなと思います。

―頼もしい! もう1つの主な業務というのは?

―(堀)シンガポール国立大学との連携窓口業務です。同大学とは2019年にアントレプレナーシップ教育の連携協定を結んでいますが、コロナ禍により具体的な活動ができていませんでした。コロナが落ち着いてきた今年、両大学の連携を再確認し、産学連携も含めた全学協定へ拡大するための協議を進めることになっています。実はもうすぐシンガポールに出張する予定です。名大に来てから初めての海外出張なんですよ。(*5月取材当時)

―国際戦略ユニットなのに、初の海外出張ですか?

―(堀)着任したのがコロナ禍真っ只中の時期でしたからね。今年は僕にとって、今まで準備してきたことを、いよいよ実務として動かしていく年になりそうです。これからが本番だなと思っています。

―今年は飛躍の年になりそうですね。

猫が好き。京都タカシマヤで一目ぼれした猫柄の扇子は夏の必需品。
裏地が肉球柄のケースは自作!

―(堀)実は僕には野望がありまして、ハワイに名大の拠点をつくりたいんです! 拠点名は「NU OHANA」。OHANAはハワイの言葉で「仲間」という意味です。

―野望が大きい! 堀さんが研究してきた海洋資源や海洋生物の知見も活かせそうですね。

―(堀)僕が研究してきた分野は、名大ではあまりメジャーではありませんが、ゆくゆくは海外の大学と連携した海洋学や水産学の研究も広がっていくといいなと思います。

―ナイスミドルの堀さんがハワイの海岸で生き物とたわむれる姿が目に浮かぶようです(笑)。応援しています!

[2] 大好評シリーズ「名大発アカデミック・フラッシュ」第11報

若手研究者による若手研究者のための「アカデミックフラッシュ」第11弾!
・日時:2022年6月10日(金)12:00~13:00 *オンライン
・発表者:名古屋大学 理学研究科・山田萌恵 助教、岐阜大学 医学系研究科・佐藤克哉 助教、名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所・砂山朋美 JSPS特別研究員PD
・対象:東海国立大学機構の若手研究者が主な対象ですが、学部生、大学院生、教職員も参加いただけます
・詳細・申込:http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005404.html

[3] PI育成セミナー「研究指導を振り返る」

学生に対する研究指導は、PIにとっては欠かせない活動です。普段の研究指導の中で、研究者どうしで共有したい情報、解決したい問題などはないでしょうか?今回のセミナーでは、研究指導に関する情報や課題を持ち寄り、みなさんで議論を行い、講師からのアドバイスを得て、今後のよりよい研究指導につなげることを目指します。また、実際に研究室を立ち上げる時に、どのような準備が必要なのかについても考える機会とします。
・日時:2022年6月21日(火)14:00~16:00 *オンライン
・講師:齋藤 芳子(高等教育研究センター 助教)
・対象:東海国立大学機構の若手研究者(助教、特任助教、講師、特任講師、ポスドク等)が主な対象ですが、教員であれば参加可能です。T-GExのアソシエートも参加可能です。
・詳細・申込:http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/event/detail/0005401.html

[4] 第87回名大カフェ「1ミリの虫に問う 仕組まれた老化と死のシナリオ」

老化と死。これらは抗いようのない経年劣化と、その悲しい結末のように思われます。ですが、果たしてそうなのでしょうか? 線虫という生き物を用いた研究結果を交えながら、老化と死は、生き物の設計図に緻密に仕組まれていて、そのメカニズムを理解することで制御しうるのではないか、というお話をします。
・日時:2022年6月23日(木)19:00~20:00 *オンライン
・ゲスト:野間 健太郎(理学研究科 准教授)
・対象:どなたでも
・詳細・申込:http://www.aip.nagoya-u.ac.jp/public/mcafe/event/detail/0005415.html

[5] 起業家育成プログラムTongali 6月のイベント情報

■ ビジネスプランコンテスト2022 聴講者募集!
東海地域のすべての大学の大学生・大学院生を対象とし、大学発ベンチャーの創出と起業家育成を目的とする「ビジネスプランコンテスト」。予選会を通過したチームによる本選を、会場またはオンラインで聴講できます。視聴者によるオーディエンス投票もありますので、ぜひご覧ください。
・日時:2022年6月11日(土)
  コンテスト:13:00~18:00、来場者交流会:18:00~19:00
・会場:千種文化小劇場(定員50名、申込多数の場合学生優先、6/9〆切)
  *オンライン聴講は開催当日まで申込可
・詳細・申込:https://tongali.net/events/biz-contest2022/

■ Tチャン「move ~不完全でも動くことが道を開く~」
何かをやりたいけど、何をやったらいいかわからない人、アイディアはあるけど形にできていない人に聞いてほしい。出版、起業、塾の代表、競技かるたなど、さまざまなことをやってきた講師が、信条である「動くこと」の重要性をお話しします。
・日時:2022年6月2日(水)18:30~19:30 *オンライン
・講師:粂原 圭太郎氏(株式会社iMotivations 代表取締役 等)
・対象:どなたでも
・詳細・申込:https://tongali.net/events/tic2022-3rd/

■ Tongaliイノベーターズチャンネル 海外編<3> インド編:その2
Tチャン海外編第3回目は、前回に続きインドに注目。今回は起業家や専門家3名のパネルディスカッション。スタートアップで盛り上がるインドの状況や日本との関係などをお話しします。
・日時:2022年6月20日(月)12:00~13:00 *オンライン
・講師:Mr. Rajeev Saikia氏、Dr. R Sai Chandra Teja氏、Mr. Mayur Shah氏
・使用言語:英語
・対象:どなたでも。特に大学生・大学院生
・詳細・申込:https://tongali.net/events/tic2022-intl-3rd/

[6] 名大研究フロントライン 動画「健康診断で認知症予備軍を発見」&Podcast

■ 動画 Vol.18 「前触れは20年以上前から!健康診断で認知症予備軍を発見|名古屋大学 神経内科学研究室」
認知症を発症する20年以上前から、脳内では神経細胞の変化が始まっています。レビー小体型認知症の前触れを健康診断でいち早くキャッチし、予防につなげる研究を紹介します。
・出演:医学系研究科 勝野雅央 教授、服部誠 医員

■ Podcast&読みもの
#55 ‐ 朝食論争最前線 ―食べるべきか、抜くべきか―

・生命農学研究科 小田裕昭 准教授

#56 - 人と共存の古代ワニ、絶滅は人が原因?
・名古屋大学博物館 門脇誠二 教授

#57 - 名古屋大学博物館の特別展 「世界の発酵食をフィールドワークする」 は必見です
・環境学研究科 横山智 教授

#58 - ホモ・サピエンスは巧みな狩りで生き延びた
・名古屋大学博物館 内藤裕一 研究員

#59 - 体内時計を進める歯車、噛み合う秘密に迫る!
・理学研究科 近藤孝男 特別教授、伊藤久美子 特任助教

最後までお目通しいただきまして、ありがとうございました!
■発 行:名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部

■問合せ:企画・プロジェクト推進部門 情報発信ユニット  
■メール:outreach@aip.nagoya-u.ac.jp  電話:(747)6790


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