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マスターズツアー・ラスベガス参戦記

6/12〜6/19にかけて有休をいただき、ラスベガスで開かれるハースストーンの大会に参加してきました。
夢のような一週間で、最高に楽しかったです。
この記事では大会の振り返りを行います。

大会の概要

様々な条件を満たした約350の選手のうち、299人がラスベガスに集まりました。
初日の7戦のうち4勝以上したプレイヤーは2日目に5戦を戦い、上位8人が決勝トーナメントに進むという形式でした。

戦績

7勝5敗で賞金1000$を獲得しました。

私の目標は9勝3敗でソウルとブカレストの出場権を獲得することでしたが、そこには届きませんでした。
ただ、前年度のアジアプレイオフは3回中2回出場して0−4、1−4とさんざんだったので、2日間戦い尽くせた今回の結果にはそこそこ満足しています。

また、渡航・滞在費は選手負担なので1000$もらえても赤字ですが、格安で海外旅行できたと思えば満足です。

前準備

今回は1人で練習して臨むつもりでした。
私だけ取れる練習時間が少なく、実力でも劣るため、足を引っ張るのが怖かったためです。
ですが、旅立つ3日前に前回の調整メンバーから声をかけていただいたので、追い込みの調整をともにすることになりました。余談ですが、HS以外の趣味も合って楽しかったです。
持ち込むデッキは無理に統一せず、各自が決めることになりました。前の記事でも書きましたが、今年からの大会ルールは特にプレイングの練度が大切なので、私は唯一練習してきた爆弾ウォリアーをそのまま使うことにしました。

爆弾ウォリアーはデッキパワーが高く、多くの日本人が持ち込もうとしていました。
その方達からもアドバイスをいただけたおかげで、リストがかなり変わり、以下のものを持ち込むことにしました。

《お触れ役》の枚数と、第2デッキが大きな変更点です。特に元の第2デッキは記事にしてしまうくらい愛着があったのですが、一般的なリストの方が強者相手には有効に思えたので変更しました。
この変更は合っていたと思います。
《お触れ役》を増やしたことで終盤の無駄引き以上に序盤が安定し、第2デッキのおかげで同デッキ対決は全勝することができました。
自身のこだわりに囚われず、他者の意見を受け入れることの大切さが身に沁みてわかりました。アドバイスをくださった皆様にはこの場で御礼申し上げます。

本番

デッキリストではベストを尽くせたと思う一方、同型対決以外の練習は少し足りなかったかもしれません。
特に対ローグのプレイングが甘く、本来有利なはずの対戦を0−2で2敗してしまいました。

ミスの原因は明確で、《サメの精霊》への警戒が薄かったことです。

もちろん強いのは知っていましたが、見たら倒すくらいの認識でした。
本当なら負け筋の1つとして見る前から常に警戒すべきカードでした。

具体的には、対Rdu戦でブームボット4体の断末魔効果で《サメの精霊》を取ろうとしたら残って負け(《出陣の道》で安全に除去すべきでした)。
gloryさんとの戦いでは、後手で安易にコインを切ってしまい、4ターン目に出された《サメの精霊》を《ダイノ・マティック》で取れずに負けてしまいました。

対メイジの2敗は単純にこちらが処理できないプレイを相手にされたのが敗因だと感じていますが、もしかしたらどこかで間違っていた可能性はあります。

感想

結果はまずまずでしたが、マスターズツアーはハースストーンプレイヤーにとって最高の舞台でした。
アジアプレイオフでは大半の試合を別会場にいるプレイヤーと戦うのに対し、今回は直接対面して戦いました。
また、参加するプレイヤーもアジア圏だけでなく全世界から集まるため、アジアでは戦えなかったプレイヤーとも戦えました。
あのRduやXixoが対戦相手として目の前にいて、対等な立場で握手できたんですよ?
本当にプレイヤー冥利に尽きます。

そういうわけで、ラスベガスに行ってきたばかりなのに早くもソウルに行きたくてうずうずしています。
それなのに、私は悲しいことに未だにソウルへの出場権を取れていません。
残り2週間の予選で何としてでも2位以内に入りたいです。

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