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退院、でも不安。

父が入院してから2週間。
胃の中にステントを入れ、流動食から固形食になり経過は良好とのことで明日退院できることになった。

入院中も2度ほど転倒し、頭に傷を作るなどしていて、あの狭い部屋に帰って、移動など大丈夫なのか?食事はどうしたらいいのか?
介護する、母や私の不安はMAXだった。

退院する前にソーシャルワーカーとドクターとの相談時間が設けられるというので、仕事を早退して病院に向かった。

今抱えている不安をすべて話し、ケアマネさんと相談しながらデイケアを利用したり、簡易トイレを使ったりしていけばいいとのこと。

父は年相応の認知機能の低下はあるものの、入院前は自分のことはきちんとできていたので、介護用ベッドを借りるサービスしか受けていなかったので、色々な手立てがあることを知られたのは、本当に良かった。

一つ一つ真摯に応えてもらえて話を聞き終わる頃には、安心して明日を迎えられるような心持ちになった。

今まで平穏に暮らしてきた中で、突然訪れる介護という未知との遭遇。
でもこの国の医療体制、福祉は低年金でも慎ましく暮らしてきた両親のような弱者にも、きちんと寄り添ってくれる制度だということがあらためて認識でき、感謝の気持ちでいっぱいだ。



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