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子育て一段落後に始めた海外一人旅。 世界中でゲストと再会するソロホストが大切にしていること。

千葉県にお住まいの丹さんは2014年にホストとしご登録され、現在までほぼ毎月コンスタントに受け入れを継続されていらっしゃいます。主に平日、お一人で受け入れをされることが多い丹さんに、ホームビジットを楽しみながら継続するコツをお伺いしたいと思います。

事務局)まずはずばり、1人で、しかも頻繁にゲストを受け入れするモチベーションを教えてください。


私がビジットの受け入れを決めたきっかけは、長男の大学卒業を機に始めた海外への一人旅でした。旅を重ねるうちに、名所を訪れるだけでなくその土地の暮らしを知りたくなり、同時に日本を訪れる旅人も同じ気持ちではないかと思うようになりました。

お金を出せばいくらでも美味しいものが手に入る中、ローカルの暮らしを知るためにわざわざビジットしてくれるそのゲストの思いをいつも大切にしたいと思っています。

仕事がら、昼間は自宅への人の出入りが多いということもありますが、ビジット用に家の中を特に変えることなくごく普段のままでお迎えするようにしています。
 

事務局)過去に受け入れをしたゲストと、これまでにたくさん再会されていらっしゃると伺いました。ゲストとはどのような形でお付き合いをされていますか? ぜひ、ゲストと良い関係を続ける丹さんのコツを教えてください。


 
これまでビジット後に再会またはビシット前にお会いしたゲストが何組かいます。今はもう「ゲストとホスト」ではなく、お互いに友達です。


【ホームビジット開催前にゲスト宅へ訪問】

  • オランダ、ドイツの旅を計画中ユトレヒトのカップルとマッチング。ランチに招いてくださり、その後日本で再会。  

  • バルカン半島の旅を計画中、偶然にもスロベニアのゲストからリクエスト!これは申し込むしかない!私の旅の計画を知ってゲストもびっくり。ランチにお招きいただきその後日本で再会。

  【ホームビジット開催後の再会】 

  • ドイツからの女性一人旅ゲスト。半年後、私が彼女のお宅をビジット。その後も交流が続き、今年6月再来日の折再会。  

  • イギリスから家族でビジット。その後、旅の途中で自宅のランチに招待していただく。お祝いごとでプレゼントを贈ったり旅の情報を交換し交流をつづけています。  

  • オーストリアを含めた旅の計画中、ウイーンのゲストとマッチング。お会いする前から意気投合。お招きを受け旅の途中一泊させていただく。近々再来日の予定。もちろんお会いします。 

  • エストニアからのゲスト。ビジットの半年後、バルト三国の旅の折再会。お家に一泊させていただく。今年の春再来日。感激の再会でした。  

  • 2015年のビジット以来、年に2度来日する日本が大好きなアメリカの友達。旅好きな私たち、ヨーロッパの旅先でも再会。


また、まだお会いしていないゲストとこの秋の旅で、ホームビジット前にお会いする予定もあります。

当日だけでなく前後を含めて楽しかったビジットや、招いていただいて嬉しかったことも、時が過ぎるとつい日常の忙しい生活の中で薄れてしまいがちですが、お会いできたこのご縁と感謝の気持ちを忘れないで細く長くお付き合いできればいいなと思っています。

お互いに負担にならない程度に、季節の変わり目や次の旅のプランが決まった時など連絡を取りあうようにしています。FBやInstagramなどで近況を交換できることもうれしいです。
 

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イギリスのゲストのご自宅にて。

事務局)受け入れが確定してから当日までに、ゲストとはどんなやり取りをしていますか?

やり取りを重ねたゲストの方がより親近感をもてるので、相手の負担にならない程度に連絡を取り合います。マッチング直後だけでなく、最低でも来日の1週間前、来日前日、ビジット前日、帰国前日にメッセージを送ります。

メールよりも、whatAppやLINEの方がより親しくなれそうです。

どのゲストとも共通していることは旅好きなこと。前後を含めた旅のワクワク感を共有しています。

事務局)ゲストに喜ばれる定番のお食事メニューや喜ばれたもの、逆に「意外と食べてもらえなかったな」というご経験があれば教えてください。また、メニューを考えるときのコツがあればぜひシェアをお願いします!


いつも和食を用意しています。料理好きなゲストとは何か一、二品を一緒に作ります。 外れのないのは天ぷら。ゲストの目の前で揚げます。 私としては、出汁を使った煮物が最高の和食と思っているのですが・・

メニューは、なるべく季節のものを、また年齢なども含めて決めます。ゲストにもよりますが、柔らかいものより歯ごたえのあるものが好きな人が多い気がします。 

いずれにしても、もしゲストにとって苦手なものがあったとしても日本の文化の一つを知っていただくという意味でよいかと思っています。私も旅先で同じ思いなので。

事務局)丹さんは、プロフィールページに写真をたくさん掲載されています。写真を掲載しているほうが、ゲストにもご自身のことが予め伝わっているなぁと感じますか?

※事務局注: ホストにはNAGOMI VISITシステム内でプロフィールを作成いただいています。こちらは、一般には公開されていません。

もし私が何かを選ぶならやはり情報が多い方がよくわかり安心できるので、プロフィールだけでなく写真を加えることでより多くのことを知ってもらえる良いチャンスだと思っています。

逆に私が受け入れの申し込みをするときにも、 プロフィールを読んで共感できることが多い人、また以前旅をしたことがあるもしくはこれから旅を予定している街に住んでいる人にオファーすることが多いです。

学生や特にアレルギーなどで受け入れ希望のホストがいない場合をのぞいて、男性一人で参加しているゲストにはオファーしません。

※事務局注: お一人や⼥性とお⼦様のみでゲストの受け⼊れを⾏うことは可能ですが、その場合に受け⼊れるゲストは家族やカップル、⼥性のゲストのみとするなど、ホストの責任において受け⼊れを決定していただいています。

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ウィーンのゲストのご自宅にて。

事務局)最後に、丹さんにとってNAGOMI VISITでホームビジットの受け入れをすることはどんな意味がありますか?今はまだホームビジットの受け入れに迷いがある方にアドバイスがあればぜひお願いします。

何度ビジットの受け入れを重ねても、駅にお迎えに行く時間が迫ると私のドキドキとワクワクは最高潮に。

こんな忙しい思いをして私っていったい何やってるんだろ・・

でも・・ひとたびゲストと出会うと、お会い出来てよかったぁ!

さらに食事をしながら楽しい時間を共有し、無事駅に送り届けると、他では得られないとても満たされた気持ちになります。

お粗末な英語ではあるものの少しの勇気で自分の家に居ながらにしていろんな国の人とコミュニケーションをとって友だちになれます。これだからNagomi はやめられません。


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