増えてる、気になる、今年のジンマシン
今年の梅雨は昨年のジメジメジトジトした梅雨とは打って変わって、カラ梅雨です。
急に気温が上がると外出先ではエアコンによる冷気にさらされてたり、突然の雷雨で傘の準備がなければ全身びしょびしょです。
暑ければ暑いでカラダが冷えやすい今年の梅雨。
7月から鍼灸院の体制を変えるため、6月中に新しく始める鍼の施術の無料体験期間を設けています。
7月より
・老若男女一律:5000円(手技療法)
・鍼の施術ご希望の場合追加:2000円
・7月から初診料:2000円
・女性の骨盤力をあげる温灸療法(約1時間):1万円
鍼施術の体験とは言っても、「本気モード」ですでにスタートしているといったところです。
体験希望の方の体調が、関東地方梅雨入りの報道があったあたりから、よろしくない人が増えています。
あるいは、鍼の施術の方が手技療法よりも「突っ込んだ施術」ができるから、そうみえるのかもしれません。
どちらにしろ、今まで抱えていた慢性症状やこの梅雨から始まったという訴えの方がよくお越しになられています。
鍼施術は手技療法よりも施術の間隔をあけてもよいのですが、日程をつめて施術を受ける方もいらっしゃいます。
手技療法よりも鍼施術の方が「よく効く」と実感される方が多いのは、鍼の施術を再開してみてうれしいこと。
6月はカラ梅雨でスタートしましたが、気温が上がりすでにエアコンがあちらこちらで効いているからか、カラダが冷えている人が増えています。
気温が高いのに冷気や湿気でカラダを冷やすと、皮膚表面の血流が悪くなりカラダの浅いところでむくみやうっ血がおこりやすくなります。
カラダに元気があれば、こうした滞りは寝ている間にちゃんと解毒ろ過されるのですが、天候不順や日頃忙しく過ごしていると普段通りの睡眠時間では回復時間が不十分。
疲れと滞りを持ち越したカラダは、翌日、こもった熱やうっ血、むくみを抱えて過ごします。
負担を抱え続けるカラダは内臓の働きが十分に高まらないので、体内は全体的に冷え気味です。
低体温で皮膚表面に滞りのあるカラダが外界からのストレスを感じると、過敏反応であるジンマシンがおこりやすいです。
※今年は雷雨、豪雨、突然の雨の翌日にジンマシンをうったえる方が多いです。内臓の冷えと雨の肌ストレスが原因ですね。
ジンマシンは湿疹とは異なり、比較的短い時間で消えてしまいますが、慢性化するとぶり返しやすくなります。
精神的ストレスが原因の慢性ジンマシンは全体の1/3ほどあるそうで、時間やスケジュールに追われて過ごしているひとや対人関係に負担を感じる人は、むし暑くてエアコンの効く今年の梅雨は要注意ですね。
ジンマシンの症状対策は現代医学でも色々言われていますが、東洋医学ではカラダのそもそものコンディションに目を向けます。
低体温→皮膚表面のうっ血→皮膚の過敏→ジンマシン
そもそもは内臓機能低下の低体温。
原因は天候不順やいそがしさによる緊張、ストレスによる消耗、寝不足による疲労の蓄積、などなど。
ジンマシンはこうした生活習慣の無理や負担を教えてくれるカラダの声です。
ジンマシンが出やすいということで鍼の施術を受けに来られる方には、個別に体調のバランスと生活のアドバイスを差し上げています。
※じつはお灸のセルフケアが効果的なので、ツボを教えて差し上げることも多いです。
まずはお腹をあったかくして、ゆっくりたくさん寝ることが大事かと。
腹巻を巻いたり、タオルケットをお腹に巻いてもよさそうですね。
窓を開け放して夜気にあたるのはあまりお勧めできませんが、上手に加減してみましょう。
普段ジンマシンが出ない人でも、いつもより肌がパッツンパッツンに感じて色が白く感じるようなら、皮下の血行が悪くなっているかもしれません。
過食や寝不足をするとジンマシンの心配もありますから、肌のむくみにはちょっと注目して過ごすとよいですね。
今自分、むくみやジンマシンにかかりやすい人は、低体温+血行不良で体温調整が行き届かず夏バテしやすいです。ご用心ご用心。
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