関東梅雨入りと鬼のかく乱

関東地方もいよいよ梅雨入りしたそうです。
ニュースではなく、今日鍼灸施術を受けにお越しになられた方からうかがった僕の最新情報。

仕事柄、天気のことは気にしようとしているのですが、ここのところの不順な天気は、不安定なため天気予報をもとに寒暖や湿度、気圧に対する生活のアドバイスの役に立ちません。
それほど急な変化は、カラダを大きく揺さぶります。

大事なのは事前のコンディショニングなのですが、一日の中での天気や気温、湿度の変化が著しいと、カラダはついていきません。

せんじつも、都内ではゲリラ豪雨があり、傘を持ちあるいていない人は、土砂降りの雨の中を走って逃げ惑っていたようです。

関東の梅雨も30年前と比べれば、ずいぶん風情がなくなりました。
むかしむかしは、シトシト雨で情緒もありましたが、昨今のスコールのようなどしゃぶりはちょっといただけません。

急な雷雨があると、昔祖母に言われていたように、自分のおへそをついつい隠します。
そして、「くわばら、くわばら」とでも唱えてみましょうか。

日本の昔話にもありますように、桑の木には雷が落ちないという言い伝えがあります。
それで、雷よけの呪文は「くわばら」。

雷様におへそをとられないようにというのも、ちゃんと理由があります。
急な雷雨で体調を崩さない「おまじない」のひとつですね。
※このあたり、メルマガ224号に掲載します。

また、鬼のかく乱、なんていう腹痛を伴うおう吐下痢症状が流行るのも今時分。
「霍乱(かくらん)」というのは、むかしは「コレラ」のことだと伝える書物もありますが、対処法や拡大解釈すると季節性のおう吐下痢や、流行りの感染症の一つと考えてもよさそうです。

冬場のノロウィルスやロタウィルスによるおう吐下痢もつらいでしょうが、夏場のおう吐下痢はなかなかしつこく治りにくい。

そんなつもりで、梅雨入りした関東地方では「鬼のかく乱」にそなえた過ごし方の工夫が大切です。

メルマガ224号に添えて、
季節の養生のお灸を自分の足にすえながら。

メルマガ・鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」

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