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自分たちの場所をもつための言葉たち

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活動拠点で、自分たちの居場所をつくるため、キーワードになる言葉を残していきます。 子どもも大人も真に尊重しあいながら過ごせる場所。 頑張らない、無理をしない、来ても来なくてもい…
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#幼稚園

#2 迷惑じゃなくて、リーダーシップ

昨日、ある保育の現場にいました。 そこは広い園庭のある幼稚園で、午前は外遊びをたっぷり楽しむのですが、午後はお昼を食べて、そのままお部屋で過ごし、帰りの支度をする流れのある園です。 お昼の1時前、お昼ご飯を食べ終わった頃、あるクラスの子どもたちが珍しく園庭へ出てきました。 楽しそうに遊んでいる様子を見ていると、クラスのある男の子と、そのこの補助に入っていた先生が、 「◯◯くんが、どうしても外で遊びたいって言ったから、みんなが付き合ってくれたんだよね」 とのこと。

#1 保育の、活動の源泉

こどもの「ために」だけを狙って計画されたことは、子育てでも同じですが、自分を犠牲にしてでもやってあげているようなものになってしまいます。 「こんなことが上手にできて、ちゃんと取り組んですごい」という姿を見たら、親は喜ぶかもしれませんが、こどもたちは心の底から楽しいのだろうか? 何より、そうした形だけの保育に参加していると、自分が虚しいような気持ちになります。 「好き」で「おもしろくて」誰かと分かち合いたいくらいのすごいこと。 それを、一緒に分かちって楽しむこと。 分か