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子宮頚がんのこと⑤と⑥の間

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検査を受けて、結果を聞き、手術へ、という記録をnoteに書き残していますが、お話の流れの中で、書き落としてるな・・・ということがあったので、ちょっと追記です。

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●この病院の産婦人科、なくならないんだ?

「高度異形成」の診断を受けた際、その病院の産婦人科がなくなると説明を受けていたんですが、実は、それは、よくよく聞いてみたところ、病院内での人事異動絡みの話しの事のようでした。

当初から診ていただいている先生に再度、診断結果を聞きに行った時、実は、先生たちの何人か(私の先生も含む)は、その病院の先生ではなく、派遣されてくる先生だ、ということを教えてくれました。

なので、そういう先生には任期があるそうで、今回その任期がいつまで延長されるのか、どうなのか?ということもあって、「継続治療(経過観察等も)は難しいかもしれない」と前回説明があったようでした。

「な~んだ、そうなのか」

と、心の中で、ちょっと腑抜けした私。

すると先生は、

「早いと、この3月または4月で任期終了となるので、今この病院で僕が手術をしたとしても、その後のフォローは、別の先生がすることになってしまうので、○○さんにとっては、不安になるかもしれないな・・・と思って前回説明してくれた先生がそういう説明をしたんじゃないかな。」

と言っていました。


●セカンドオピニオンを受けようっと!

確かに、ころころ先生が変わってしまっては、私もちょっと不安だな・・・なんて思いが湧き、別の病院である程度継続的に診てもらえるところを探す、っていう選択肢もやはり否めないな、と思いはじめたのです。

そして、私の病気の状態は、緊急に手術が必要なレベルではないため、手術を受けるまでに時間的な余裕がありました。

いつもは、ポンポンと思いのままに、物事を決めてしまう私ですが、今回は、ゆっくりじっくり考える時間がある。

だったら、自分が本当に納得できる治療を選択できるようになるまで、また、自分が納得いく病院や先生に出会えるまで、時間をかけて事を進めてみよう、という考えのもと、自分の今後の在り方の練習も兼ねて、セカンドオピニオンを受けるに至りました。

セカンドオピニオンは、正直、手間も時間もお金もかかる行為。

正直いったら面倒で、なんだかやる気が起きないな・・・というのが本当です。

でも、術後、経過観察を含めて、私の生活、人生に関わる、一見小さいことですが、大きく影響するものです。

やっぱり、納得したものを選びたい、と思い直しました。

私の場合は、自分の入っている医療保険のサービスで、セカンドオピニオンサービスがあって、面談の手配はすべてお願いできました。

しかも面談料は(一症例につき一年間のうちに一回)無料で受けられるというものでしたので、安心して受けられました。

医療保険って、役に立つんだな・・・、病気になってみて、はじめて思いました。


●生きているということ

健康は、病気になってみて、はじめて有難味がわかる、といいますが、本当にそうだな、と思います。

私の今の病気の状態から言えば、症状は特に何もないので、病気になっている感覚は、ほとんどありません。

でも、だからと言って、自分の頭だけで判断して、自分のやりたいように行動したり、反対にやりたくない事を必死になって続けたり、食べたい物だけ好きなだけ食べたり、めちゃくちゃにして生活していては、当然、体が、心が不調になります。

私たちは、日々、当り前のように生きてますが、実はそれは奇跡で、私は命をもらって生かされているし、日々、関わる人々にも支えられながら生きているのです。

交通事故で亡くなった友達、病気で亡くなった友達や親族・・・

これから、もっと生きたい!と願っていた人々のことを時々思い出します。

そいう時、

「私は、何のために生かされてるんだろう?」

と考えさせられます。

【 誰かのために、できることを、少しずつする 】

今は、それかな、と思います。

まずは、自分の体と心のケアは、丁寧にしてあげる、そして、関わる人々との時間は大切に、大事にしよう・・・改めて感じています。


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