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脆さも 暗さも 苦さも


こんにちは、こんばんは。
たけだです。

お久しぶりです。

私の人生のバイブルは沢山あります。
本当に多趣味な人間ですので、そこのところ足を突っ込んでいるジャンルが人一倍多いのです。

そのバイブルの一つが  映画  です。

いつかどこかでお話したかもしれませんが、私は、映画そのもの以上に 映画館 という空間が好きです。

多い時には月に2.3回、一人で映画館に足を伸ばします。
仲の良い人と観る映画もたのしいですが、一人で観る映画はこれまた格別です。

今日も早起きをして、ほんっっとうに楽しみにしていた映画を観に行きました。

細田守監督
「時をかける少女」

2006年に公開された映画が、2週間限定で劇場公開されているのです。
みなさん、ご存知でしたか?

ちなみに、7月28日からは「サマーウォーズ」が限定公開になりますので、よろしければ是非。

「サマーウォーズ」は私が世界でいちばん好きな映画ですので、詳しい話はまた今度。
「サマーウォーズ」を観なければ、私の夏は始まりません。毎年2.3回は見てしまいます。
絶対に観に行くぞ、と思って今年はまだ家で観ていません。早く劇場で観たいなあ。

「サマーウォーズ」のお話は、私が劇場で観たあとで。
本日は「時をかける少女」のお話を。

私、細田守監督の作品が大好きです。
世界観だったり、細かい設定だったり。そんなものを言い出したらキリがないのですが。

とにもかくにも、細田守監督の描く 青春 が大好きなのです。

「時をかける少女」は、言わずと知れた青春物語です。
高校三年生 という とてつもなく愛おしい時間を描いたお話です。

私が細田守監督の描く 青春 に惹かれる理由。

それは、ただキラキラしているだけではないから。

「時をかける少女」をご覧になったことがある方はよくご存知だと思いますが、細田守監督が描く青春には、

脆さも 暗さも 苦さも あります。

それでも 全力で  愛おしくて
彼らはとても眩しいのです。


高校生独特の空気感、気の抜けた会話、悩ましい人間関係、後先を考えない無鉄砲さ。

そのどれもが、リアルで、どこか他人事とは思えなくて、私の心を抉ります。

あ〜〜、こんなタイミングあるよなあ。
うわあ、こんな空気感あったよなあ。

と共感を仰ぎつつ、もう二度とこの瞬間には戻れないという現実を突きつけてきます。
ひえ、残酷だ。


青春の真ん中に立っている間。
過ぎ去っていく時間がとんでもなく愛おしい時間だなんて、そんなこと本人たちは気にしない。

──もう戻れない。

だからこそ、彼らの言葉は真っ直ぐで、彼らの毎日は眩しくて、彼らの笑顔には屈託がないのでしょうね。

どれだけ充実した毎日を送っている人たちでも、どうも「あの一瞬のひとコマ」には叶わないらしい。
あの眩しさには、誰も叶わないらしい。

厄介なことに、その「一瞬のひとコマ」のど真ん中で、笑って泣いて悩んで迷って、そうやって格好悪いくらい全力で生きている主人公たちにはその愛おしさが、分からない。

その「一瞬」を通り過ぎた人にしか分からない。

だからこそ、抱きしめたくなるほど愛おしいのかもしれませんね。

久しぶりに、ふ、と肩の荷が降りました。
私も肩肘張らずに 今 を生きてみよう、かな。
アンテナを張って、この世界に散らばっている 素敵 を見つけながら歩いてみようかな。

ありがとう。
やっぱり私は、映画が好きです。
映画館が好きです。
これからもお世話になります。


私は、細田守監督の描く 夏 が大好きです。
映画を観たあとの帰り道、夏も悪くないなと思えるからです。

湿度の高いこの暑さだけはいただけませんが、折角なら夏、楽しんでやろうぜの気持ちです。
対ヨロです。

日が暮れるのがすっかり遅くなりましたね。
昼が長くなったのだ、と思うようにしています。
藍とオレンジと青が混ざった、夏の暮れ時が好きです。夏斑色です。

本日も独り言にお付き合いいただき、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください🎐


またね(^-^)

たけだ

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