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鳥取の夜が熱い! お燗王国への誘(いざな)い ーお燗は洋食だっていけるんだぜ れんが亭編ー
まいどー、今宵も鳥取のお店からお届けします。
なぐなぐツーリスト(なぐツー)夜の部はじまるよ!
なぐツーのポリシーは、
自分で、もう一度訪れてみたい、お店のみを紹介する。
今回もそんな店の紹介だ!
ところで
なぐツーは、初めて訪れる土地で、どうやってお店選びをしているのか?
本日は、一挙大公開!
まずは、ホテルの場所選び
繁華街の近くに、陣取ります。
例えば、「新潟 繁華街」で検索すると、「古町」がヒットします。地図で見ると、新潟駅から離れている事が分かります。そうなると、古町にあるホテルを選びます。駅から離れていると宿代も安いし、まさに二度美味しい。
ふらっと入る場合、経験的に、アーケード街から一本はずれた路地が、いい店率高いです。
今回の鳥取旅では、鳥取市の繁華街、末広温泉町に狙いを定めました。
次に、
なるべく同じホテルに連泊します。
最初に訪れたお店が、いいなぁと思ったら。
常連さんと仲良くなり、他に好きな店はないか、おススメを聞いちゃいます。また店主には、懇意の酒販店を聞いちゃったりします。その後、酒販店に遊びにいってお土産(酒)を購入がてら、他のおススメの飲食店を聞くんです。
そう、なぐツーは
芋づる方式
ということで、本日は「れんが亭」に芋づる方式で、やって参りました。
(先だって紹介した八洲からの芋づるなのだ)
![](https://assets.st-note.com/img/1699882130765-E6NMt5uEE7.jpg?width=800)
バーを思わせる、洋食感たっぷりのカウンターですが、背中側の棚には日本酒がずらーり、ギャップ萌えです(笑)
飯テロいくよー!
おっと、その前に
かんぱーい!
![](https://assets.st-note.com/img/1699882571762-qOyIuMtEHn.jpg?width=800)
そして、ビールグラスにもこだわりが、
儚い口当たりの感触、うすはりグラスで飲むビールは、
か・く・べ・つ なのだ。
そこに合わせるおつまみ
まだまだ暑い九月、
キンキンに冷えた皿、オリーブオイルに塩胡椒
単純だが、こだわりの品
トマト本来の酸味を味わえる
![](https://assets.st-note.com/img/1699882791601-K9N5l03U3b.jpg?width=800)
つぎ!
「ゆで」は、食べたことあるが「蒸し」は、初めて
大粒! 歯ごたえもコリっサクっとしていて、うまい!
![](https://assets.st-note.com/img/1700140336065-TR5kwGcG3b.jpg?width=800)
塩をつまんで、落花生にパラパラ・・
もうこれは日本酒でしょ。笑
ここで、問題です!
次に呑むお酒は、なんでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1700140745597-6HX8Ps5kLF.jpg?width=800)
鳥取の酒場で、熱燗を頼むと、高確率で出会える平盃
酒は純米・燗ならなお良し ー 上原浩 ー
はい、上の言葉がヒントです。
日本酒マニアならご存知、上原浩を救世主と仰ぐ蔵と言えば、
諏訪泉です。
「うさぎラベル 熟成二夏」をチョイス。
![](https://assets.st-note.com/img/1700141602119-EQMcNTcu1n.jpg?width=800)
そういえば、お酒って本来は色があるって知ってましたか?
昭和時代に麹を品種改良して、色のつかない無色透明のお酒が登場したのだ。それまでは、薄黄色なのがスタンダードであった。
鳥取は、酵母無添加(野生酵母で発酵)させる蔵が多い。また、数年熟成させた銘柄も多い。とういことで、色の濃淡も多彩。
![](https://assets.st-note.com/img/1700363971005-MpnKivfxuZ.jpg?width=800)
誰がこの西洋と東洋異世界タッグマッチトリオを考えたのか、
間違いないでしょ!
じゃんじゃんいくよ
おかわりの日本酒は、緑ラベルの東郷
![](https://assets.st-note.com/img/1700364295004-AuGSZjH9bc.jpg?width=800)
酸が際立つ、その裏側に苦味が潜む。いやはや、日本酒なのに、酸味と苦みって・・別の飲み物のようだ。
これに合わせる食べ物は、酸と苦みなら
![](https://assets.st-note.com/img/1700364113521-KG0K856qgy.jpg?width=800)
赤ワイン塩と醤油のソース添えで、
これだけの洋食を出しておきながら、カウンター前にはお燗場がある。不思議な空間だ。
よし、今日は、山陰東郷を制覇しよう。
つづいて、紫ラベル
![](https://assets.st-note.com/img/1700364814665-I8Z3SWk4z3.jpg?width=800)
薄褐色の液体。甘味がなく、複雑な酸味とお米の旨味が広がる銘柄。
ふふふ
まさか、日本酒とこの料理をあわせることになろうとは
![](https://assets.st-note.com/img/1700365120744-T8VVnNaTFQ.jpg?width=800)
徐々にお客様が増えてきた。
カウンターも満席だ。
店主の動きが、倍速になる。凄い手際の良さだ。
店主が耳打ちしてくる。
今となりに座ったの「〇〇〇蔵元の社長でっせ」
え? 山陰東郷で攻めているのに、少し気まずい感じ。。
ここで少し、時間をさかのぼる
例の芋づる方式を発動させ
「このお酒は、どこで仕入れているんですか?」
と、明日以降の酒場ネタを仕入れていた。
「この山陰東郷、美味しいですよね~」と、わたし
「お譲りしましょうか?」と、店主
「ほ、ほんとですか?」
(実は、山陰東郷は、大手企業に買収されて酒造りの方向性が変わってしまいそう。と、別の飲食店で常連さんが嘆いていたのだ。)
「ください!」
そこに、〇〇〇酒造の社長が登場していたのだ。
店長が、「黒酢」と称する、究極の酸味を伴った銘柄。
青ラベルをオーダー。
![](https://assets.st-note.com/img/1700365885069-su5YwZIWBi.jpg?width=800)
ぶるっと震えるような酸味。ダルビッシュ有も真っ青の、ストレート真っ向勝負のお酒だ。もちろん、熱燗。見た目も茶褐色。
迎え撃つバッターは、こちら
![](https://assets.st-note.com/img/1700366230551-iIdFMTv6rR.jpg?width=800)
青カビチーズと、酸味が強烈な日本酒の勝負。
ふぅー 初体験すぎて、目が回りそうだ。
そして、最後のバッター
いや、キャッチャーかな、豪速球をやさしく受け止めてくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1700366334978-WPd0ZO8ljK.jpg?width=800)
本日も、大満足の夕べであった。
ありがとうございました!
ごちそうさま!
店を後にする
山陰東郷(青ラベル)の一升瓶を抱えて・・
(つづく…)
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