復興の酒、命の酒、奥能登の酒『宗玄』 ー 袋吊り 純米山田錦 無濾過生原酒 ー
久しぶりの、酒日記・・
日本酒ファンにみなさま、ご無沙汰です! 旅の記録に忙しく、日々飲んでいる日本酒の記憶は、どんどん消え去り、忘却の彼方・・汗
こんなことではいけない、ドン!
今回紹介する銘柄は「宗玄」
キチンと記憶、記録に残しておきたい銘柄だ。
日本酒が好きでない方も、しばしお付き合いを、、
◇◇
厳冬期は、酒蔵にとって忙しい仕込みの季節。早暁より酒米の浸漬、そして蒸しが始まる。窓から朝日が差す、朝もやと湯気が立ち込める蔵。
そんな喧騒の一日が終わる頃
2024年元日、夕刻
珠洲市宝立町宗玄
酒蔵の名前が地名になっている、由緒ある蔵。ここは、能登杜氏と呼ばれるプロフェッショナル集団の、原点の蔵「宗玄」
この日の夕刻
一瞬にして、すべてが・・・
◇◇
負けない!
奇跡的に残った、醸造途中のお酒。電気も復旧していない状況で、手作業で出荷にこぎつけた。
ほっておくと、お酒は、どんどん発酵が進んでしまう。インフラの復旧を、待ってられないのだ。
がんばれ!
私なりの支援のカタチ
黄金の右腕の登場 シャキーン!
ポチリ!
じゃじゃーん
へへへ
袋吊り 純米山田錦 無濾過生原酒 です!
ふふふ
それでは、インプレッションいくよ!
お酒に興味のない方は、スルーください
まず香り、
チラリと吟醸香を感じるが、スッと恥じらいを見せて香りが引っ込む。そのあと前面に出てくるのは、落ち着いた純米酒の匂い。
男性に例えると、見た目は熊、朴訥としているのに、なぜかちょいエロスも感じるオトコ。と言うイメージ(わかりにくい?)
口に含む、
最初は、柔らかいのかなと思わせて、グッとくる濃口。厚みのある甘みと旨味、そして苦味とわずかな酸味。香りから感じる予想を、裏切らない味わいだ。
袋吊りって?
ここで少し、「袋吊り」について説明しよう!
お酒造りの最終段階、醪(もろみ)からお酒を搾りとる工程がある。通常は、この醪が入った袋を、ギュウギュウ圧力をかけて搾り出す。が、この袋吊りは、名前の通り、醪の袋を吊り上げて、自重でポタポタと落ちてきた液体(酒)を集めるやり方。手間がかかるが、雑味の少ないやさしい味わいになる。
普段は、高級酒に使われるこの手法。停電下の今回は、期せず手作業で袋吊りせざるを得なかったのだ。
あわせる料理は?
どんな料理にも、合わせられる食中酒だ。そして、相棒の料理によって味わいが変化するお酒でもある。アナタ色に染まりますわ・・的なお酒
岩もずくの天ぷら、能登牛のサイコロステーキ(塩胡椒)、ふぐの子糠漬 なんてどうだろう。
明日は、どんな料理に合わせようかな・・・
能登に想いを馳せて、
データ
銘柄: 宗玄 袋吊り 純米山田錦 無濾過生原酒
【一緒に『がんばれ!珠洲 宗玄』 復興の酒】
評価: ★★★★
甘み4、酸味2、苦味4、旨味3、香り2
価格: 26,000円(寄付含)1800ml
コスパ:プライスレス
ー おまけ ー
能登半島の思い出
復興をお祈りしながら・・
ー 2016年夏 ー
また行くからなっ!!
(おしまい)
スキ! は、誰でも押せます! お願いします!! コメントいただけたらサイコーです! サポートは、旅先でのお酒に・・