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長野のIT事情とか調べたこと

少し前になるのですが、CNETに長野での取り組みについて寄稿させていただきました。
内容ざっくりまとめときます。

CNET Japan
【寄稿】地域在住ITエンジニア・企業を増やすことの重要性--Hajimariによる長野との取り組み


24年続いた東京圏の転入超過が、コロナの影響で2020年7月に転出超過になった!

  • 働く場所を選ばない時代に本格的に突入。

  • 仕事中心の生活が変わりはじめている。多くの人が「どう生きていくか」を考えはじめる。

  • 転出者数を見ると、実は長野県は神奈川・千葉・埼玉に次いで第4位に位置している。(スゴイ!)

感染症の拡大前後の東京圏への転入超過数の推移
(総務省「地方への人の流れの創出」に向けた効果的移住定住推進施策事例集より)


IT人材不足により発生する格差問題は地方でIT人材を増やすことにより解消できるのでは

  • ITエンジニアはインターネットとパソコンさえあれば仕事ができるので、地方で活躍できる職種として相性がいい。

  • IT人材が地方に流出。結果、地方のITリテラシーがアップする。

  • オフショアは昔ほどコストメリットがなく、今はニアショアの方がメリットがあるのでは。ベトナム人エンジニアでCTOレベルの人材の人月単価は5709ドル(約65万円)、上級のエンジニアで3722ドル(約42万円)となっている。 参考:ベトナムの調査


長野県のIT取り組み

信州ITバレー構想
おためしナガノ
チャレンジナガノ

とか色々あって、長野県のサポートも手厚い。
でも地方にはすぐにIT投資できない事情とかもあったりして、まだ問題はある。(ITリテラシー格差やインフラ環境など)


[IT事業所数]
長野:474カ所
東京:1万1209カ所
なんと約24倍。

[ITエンジニアひとりあたりの年間売上高]
長野:1,507万円
東京:2,572万円
約1,000万円ほどの差がある。

[県内企業のIT投資先]
長野県内のIT投資の発注先は県外がほとんど。
県内IT企業への発注は28.9%



僕ら(Hajimari)ができること

  • 長野でIT人材を増やす(長野県でのIT人材募集の開始)

  • 自治体と連携させてもらう(県庁や市役所、役場を積極的に訪問する)

  • 地元企業と関係作る(失礼のないように!)

  • オフィス作って地に足付ける!


昨年10月から長野拠点で一緒に働く仲間の募集をはじめて、この4ヶ月で色々な人とお話をさせていただきました。
その中で感じたことは、長野県人はやはり真面目で義理堅く、一緒に働きたいと思う人がとても多いということです。
ただ、東京圏とのITリテラシー格差は大きく、全ての人を採用できないというのが現状です。
この格差を埋めていきたい。埋めていく。

僕自身はこれから世界を変えるようなWebアプリケーションを作ったりすることはできないと思っています。
ただ、世界を変えるようなWebアプリケーションを作れる可能性のある人を地方で増やすことならできるんじゃないかと思っています。
なので、引き続き多くの人とお話させていただきたいと思っています。

長野拠点の採用サイトを作ったので、よければ見てみてください。

長野でwebエンジニアという選択肢を。


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